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O脚になるのはハムストリングスの短縮が影響する~膝の治療の考え方~

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こんばんは。

KABOSUです。

今回は、O脚(変形性膝関節症)について記事にしていきます。

O脚、つまり変形性膝関節症の方へのリハビリには「大腿四頭筋のトレーニングが有効」であるとガイドラインにも記されています。

この背景には、「変形性膝関節症の方の大腿四頭筋の筋力低下が有意に認められた」という結果があるからなんですね。

そんな変形性膝関節症に対するリハビリ方法を姿勢や動作から考えていくと、一つの筋の問題が浮かび上がってきます。

それは「ハムストリングス」ですね。

ハムストリングスは大腿四頭筋と相反する筋になり互いに影響し合っています。

つまり大腿四頭筋の筋力低下が起こっているのもハムストリングスが何かしらの作用を起こしているからかもしれないわけです。

今回は、そういった点を基に、ハムストリングスとO脚(変形性膝関節症)の関連性をまとめていきたいと思います。

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1.ハムストリングスとは?

ハムストリングスは、大腿の後面を走行する筋であり、4つの筋で構成されます。

リハビリ業界では、「ハム」や「ハムスト」などで呼ばれる筋になりますね。

このハムストリングスの構成ですが、以下の4つになります。

●大腿二頭筋 長頭

●大腿二頭筋 短頭

●半腱様筋

●半膜様筋

※大腿二頭筋は一つにまとめられてハムストリングスは3つの筋で構成されると表記されている場合もあります。

図:ハムストリングス

3D解剖学より引用

大腿二頭筋長頭・短頭が大腿後面の外側を走行し、半腱様筋・半膜様筋が大腿後面の内側を走行します。

これら4つの筋はすべて骨盤である坐骨結節に付着し、もう一方は下腿(腓骨頭や鵞足、脛骨内側顆)に付着します。

つまり大腿骨をまたぐため、「二関節筋」となり股関節と膝関節の動きの両方にハムストリングスは作用するということになります。

2.ハムストリングスの機能

●股関節の伸展運動

●膝関節の屈曲運動

●膝の安定性に関与(ACLの補助的な働きをする)

●歩行やランニングでのアクセルとなる筋(ブレーキ筋は大腿四頭筋)

ハムストリングスは基本的に運動で使用される筋になります。

瞬発的な運動などで活躍する筋であり、逆によくスポーツ場面で損傷する筋(肉離れ)でもあります。

ハムストリングスは大腿四頭筋と相反する関係にあり、スポーツの世界では大腿四頭筋がブレーキ筋でハムストリングスがアクセル筋であると言われています。

つまりプロのトップで活躍する選手なんかはこのハムストリングスの機能がしっかり備わっており、他の選手と一線を画しているというわけです。

●動き出しの一歩を早くしたい

●当たり負けしない身体を作りたい

などの希望があればハムストリングスを機能的に使えるようになることを目指すべきですね。

3.ハムストリングスが短縮すると?

ハムストリングスが短縮すると何が起こるか?ですが、、、以下にまとめます。

①ハムストリングスの短縮により”骨盤が後傾する”

ハムストリングスの短縮により骨盤が後傾します。

これはハムストリングスが坐骨結節に付着しているためです。

ハムストリングスの短縮により坐骨が後下方に引っ張られ、結果的に骨盤が後傾してきます。

②ハムストリングスの短縮により”膝が屈曲位になる(膝が曲がった状態になる)”

ハムストリングスの短縮により膝が屈曲位になります。

これはハムストリングスが下腿後面に付着しており、膝の屈筋であるが故になります。

上記の①と②の問題は関連して生じます。

つまりハムストリングスの短縮が起こると、①と②が同時に起こりうるということです。

そして、骨盤後傾し膝が屈曲するだけにとどまらず、膝が前方にシフトしてしまいます

下の棒人形のようになります。

ハムストリングスの短縮が起こると、このような姿勢を取るようになります。

丁度、猫背のような姿勢ですね。高齢者にも多い姿勢ですよね・・・

てことは若い人にハムストリングスの短縮が生じると老けて見られるようになるかもしれないってことですね・・・

え?じゃあハムストリングスの短縮を改善すれば若く見えるようになるってこと!?でしょうか。

ここに関しては根拠はありませんが、見た目は確実に変わってくるし姿勢が変わるので若々しくはなりますね

4.ハムストリングスとO脚(変形性膝関節症)の関係性

先程のハムストリングスの短縮が起こると生じる姿勢を説明したと思います。

この棒人形ですね。

このようにハムストリングスの短縮が起こると、

「膝が前方にシフトする」

って言いましたよね。

この膝の前方シフトが膝への負担を増大させます。

他にも、ハムストリングスの短縮が起こると、

「骨盤が後傾する」

と言いました。

この骨盤が後傾が、運動連鎖の影響で下肢を外旋させます

その結果、O脚を作り出してしまうわけです。

つまり、ハムストリングスの短縮が起こると、

「膝への負担が増大して、結果的にO脚を助長してしまう」

ということです。

O脚になるということは、膝が内反変形を起こしているということになりますから、膝の内側に痛みを引き起こす変形性膝関節症になっているということになります。

5.まとめ

今回はハムストリングスについて説明していきました。

ハムストリングスが短縮すると膝への負担を増大させ、結果的に膝の変形を助長してしまうということがイメージできたかと思います。

変形性膝関節症には大腿四頭筋のトレーニングを!ということはリハビリ業界では強く言われていますが、姿勢や動作など包括的に見ればハムストリングスに着目することも非常に重要になります。

膝の痛みが治まってもその代わりに腰が痛くなったなんてことになれば、何のためにリハビリしているんでしょう・・・?ってなりますよね。

他関節の関連性を意識してハムストリングスへの介入も実践していくことで長期的な効果が見込めるものと思われます。

それでは本日はこの辺で!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!!

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