心経・小腸経の虚実の症状と五行色体表から得られる心・小腸の異常のサイン

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東洋医学
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どうも!

KABOSUです。

 

今回も東洋医学シリーズです!

経絡アプローチに必要な知識ということで、それぞれの臓腑の詳細をまとめていきたいと思います。

前回は、脾・胃についてまとめていきました。

脾経・胃経の虚証と実証の判断と脾・胃の症状について

 

経絡アプローチの概要については、「経絡アプローチを行う上で覚えておくべき各経絡の異常」をご覧ください!

 

 

今回は”心・小腸”についてまとめていきます。

心は西洋医学では心拍の調整などに関わっています。不調があれば不整脈など心臓に異常をきたします。東洋医学の中では、心・小腸は”意識のコントロールや体温調節など”をする部分になります。

心や小腸に異常が起こると交感神経優位の症状が出現します。普段から異常に落ち着きがない人なんかは心や小腸に負担がかかっていることが考えられます。

 

以上の点を踏まえて心・小腸の知識はしっかりとつけておきましょう!

それではよろしくお願いします。

 

 

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1.東洋医学の世界での心・小腸の役割とは?

心の役割について

心は「血液を巡らせ、意識的活動をコントロール」します。

心は、血液を循環させる心臓の機能に加え、覚醒・睡眠リズム調節といった睡眠に関わる機能、意識レベルの維持や意識的活動の統括など、意識に関わる機能も持っています。

体温調節なども心の機能とされています。

感情面では「喜びや笑い」と関係があります。

精神面では高揚や興奮、楽観的な傾向があります。

小腸の役割について

小腸は胃で初歩的に消化されたものから精微なる栄養分を吸収し、濁を大腸に送る機能があります。水分は大腸を通じて膀胱に送られます。

また、裏の心の機能と連動することがあります。

このため真の機能失調により、消化吸収異常、排尿障害をきたします。

 

 

2.心経・小腸経の虚証と実証それぞれの症状

ここでは、虚証・実証の場合に起こりうる症状の例をいくつか挙げていきます。

経絡アプローチを行う際に、下記のように虚実を判断できると、「エネルギーを抜く」or「エネルギーを注入する」がわかるようになり効果的な治療が可能になります。

経絡が”虚”の場合⇒エネルギーを注入するアプローチ

経絡が”実”の場合⇒エネルギーを抜くアプローチ

上記のように判断していきます。

 

そしてなぜ、それぞれの臓腑の”虚実”を知る必要があるのかは、経絡アプローチで大切なのは”虚実の判断”が出来るかどうかをご覧ください。

虚の症状

●心悸

●無気力

●胸の重苦しさ

●顔色や舌が暗くなる・つやが無くなる

●自汗

●冷や汗

●手足の冷え

●むくみ

●不安感からくる不眠

●精神不安定

●めまい

●心胸部激痛

 

実の症状

●期外収縮などの不整脈

●頻脈

●興奮からくる不眠

●顔面紅潮

●口渇

●小便が黄色くなる

●のぼせ(体中がほてる)

●喘鳴

●多呼吸・呼吸困難

●独り言が増える

●意識混濁

 

 

3.五行色体表から得られる心・小腸の異常のサイン

虚実の判断の他に、

東洋医学には”五行色体表”というものもあります。

五行色体表とは「季節から人体まで自然界のあらゆるものを五行に当てはめ、まとめたものとされています。

この五行色体表についても、心・小腸の様ざまな特徴が挙げられており、心・小腸の異常を捉えるのに非常に役立ちます。

※赤枠で囲った部分が、肝と胆の関連する部分

この中で、心・小腸の異常をご紹介していきます。

まず”五行色体表”について詳しく知りたい方は五行色体表の使い方についてをご覧ください!

 

心・小腸の異常があると起こりうる症状

①心の問題は「舌」に現れます。

(味覚障害や舌の炎症など)

②心は「血脈(血液循環のようなもの)」と関連があります。

(血液がどろどろになる(動脈硬化))

③心に異常がある時は、「顔面」に異常が出ます。

(顔色が悪くなるなど)

④心の異常は、「喜び」と関連します。

(異常な喜び、異常な笑いなど)

⑤心は「久視」といい、「目と関連します。

(目の使い過ぎで脾に負担がかかる)

⑥心の異常で「焦げ臭く」なります。

(焦げた臭いが身体からするようになる)

⑦心が最も活動する時期は「夏」になります。

(心に異常があると”夏”に問題が出やすくなる)

⑧心は「苦み」と関係があります。

(心が弱っているときは”苦い食べ物”が良い)

⑨心が関連する色は「赤」です。

(気持ちが高ぶると赤ら顔になる(高血圧の人など))

 

 

4.まとめ

今回は、心・小腸についてまとめていきました。

経絡アプローチを行う上で必要な知識として、虚実の判断とアプローチする臓腑を決めるための判断基準を知らなければなりません。

そのために今回は、

●各臓腑の虚実の症状

●五行色体表から得られる心・小腸の異常のサイン

の2点を説明していきました。

 

身体の動きなどで異常経絡の特定は比較的簡単にできますが、その経絡が虚なのか、実なのかがあいまいになっていたものが、今回の虚実の症状を知ることでその問題が解消されます。

 

経絡の世界も中々幅が広いものですね。

 

それでは今回はこの辺で!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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