どうも。
KABOSUです。
今回はリフレクソロジーについて記事を書いていきます。
以前、リフレクソロジーの概要となるものを書きましたが、その続きで書いていきたいと思います。
以前の記事はこちら。
リフレクソロジーは足裏をマッサージする治療法であり、足裏から全身に働きかけることができるものになっています。
足裏には30~40個ほどの反射区と呼ばれるゾーンがあり、その反射区と対応する臓器や全身の部位に間接的に刺激が入っていきます。
今回は、そんな反射区の中でも重要になってくる反射区をいくつか紹介していきたいと思います。
1.リフレクソロジーを行う上で重要な反射区はどこか?
まずは、リフレクソロジーで大事なことを書いていきます。
リフレクソロジーは足裏の反射区を刺激して身体の自然治癒力を高めたりするなど、どちらかといえば、健康増進の意味合いの強い治療法になります。
ですから、反射区によって「とても重要」・「そんなに重要じゃない」という線引きは実際の所ありません。
その中でもいくつか重要な反射区であったり、理学療法士的な視点からワンポイントでも使えそうな反射区を今回は紹介していきたいと思います。
紹介する反射区は以下の通りです。
①腎臓-尿管-膀胱のライン
②副腎の反射区
③腰痛の場合は踵周囲
④消化器系なら土踏まず
①腎臓-尿管-膀胱のラインは排泄のポイント
図:腎臓-尿管-膀胱のライン
腎臓-尿管-膀胱のラインはリフレクソロジーの施術の中で最も大事な反射区になります。
なぜなら、老廃物を体外に排出するために最も重要な部位になるからです。
例えば、リフレクソロジーで全身の反射区を刺激して循環を促しても老廃物が体外に出なければ何の意味もありません。
そのため、リフレクソロジーの施術では始めに「腎臓-尿管-膀胱のライン」を刺激してから全身の反射区を刺激します。そして、最後に再び「腎臓-尿管-膀胱のライン」を刺激していきます。
このように、リフレクソロジーの施術の中では「腎臓-尿管-膀胱のライン」はとても大切な反射区になります。
②副腎の反射区はストレスと関連あり
図:副腎の反射区
副腎はストレスと強い関連性があります。
副腎はストレスに負けないための”抗ストレスホルモン”の分泌場所であります。
副腎の機能が低下すると、「なにかだるい」とか「きつい」など明確ではないけど体調が悪いといった”不定愁訴”が出やすくなります。
副腎の問題について少し触れている記事があります。もし気になればこちらをご覧ください。
自律神経に影響を及ぼす”ストレス”と上手く付き合っていく3つ方法
③腰痛の場合は踵周囲の反射区をチェック
図:腰の反射区
図:腰の反射区
※くるぶしは内・外どちらも腰の反射区になります
腰痛持ちの方は、踵回りが非常に固くなっています。
くるぶしから踵までをほぐしていくだけでも腰痛が軽減する可能性があります。
踵周囲の皮膚がカサカサであったり、踵のひび割れがある場合は腰の不調や生殖器系の不調を疑います。
④消化器系なら土踏まず
図:消化器系の反射区
消化器系の不調がある場合は、土踏まずが異常に固くなったりします。
消化器系の不調がある人は、ここを擦るとゴリゴリやブチブチといった感触が感じられると思います。
※消化器系の不調がない場合は、ゴリゴリ・ブチブチは感じません
以上の4つが足裏の反射区で大切なポイントとして挙げられます。
実際に、リフレクソロジーを実践する上で重要なのは「腎臓-尿管-膀胱のライン」だけかと思います。
後の反射区は、その人の症状によって重要度が違ってくるからです。
ただし、ストレスに関連する「副腎の反射区」や、腰痛に関連する「踵周辺の反射区」、消化器系に関連する「土踏まずの反射区」はどれも現代社会で問題となる症状として挙げられます。
こういった背景を考えると上記で説明した反射区は比較的重要なポイントになってきます。
2.リフレクソロジーの施術のポイント
重要な反射区がわかったところで、「実際にどう足裏を刺激していくか?」が課題になってくると思います。
とはいっても、難しいことがありません。
ただ単に指圧していけばいいだけです。
ポイントは、反射区を覚えて、そのラインに沿って指を滑らせることになります。
”ポイント指圧”ではゴリゴリ・ブチブチは感じにくいです。あくまで足裏にある反射区の老廃物を流すというイメージで行うことが大切です。
上記の点を頭に入れた上でより効果を高めるためのポイントを3つ挙げます。
①過度な力はいらない
たくさんの老廃物を流したいからといって、力を込めすぎるのはよくありません。
あくまで”イタ気持ちいいレベル”を意識しましょう。
それでも強くしてしまうという方は、刺激の仕方を意識しましょう。
比較的痛み感じやすい場合は、刺激のon-offがはっきりしすぎていることが多いです。
「グッと押してパッと離す」って感じですね。
逆に、気持ちいいと感じる刺激のときはon-offの境がわかりにくなっています。
「ジワーっと押されてジワーっと指圧を緩められる」って感じですね。
この場合、明らかに後者の方が相手に与える印象が違ってきます。
自分自身に行う際も身体が受ける反応が違ってきますよ。
②力の方向を考えてみる
圧の強さを調整出来たら、今後は”力の方向”になります。
圧の強さが適正でも、押す方向を間違えると結局のところ「いい刺激」にはなりません。
ここに関しては、まず反射区を自分で刺激してみることでわかってくると思います。
イメージだけではどうにもならない部分かと思われます。
③呼吸と合わせてみる
しっかり刺激を入れたい場合、最も重要なことは「呼吸」になります。
何もリフレクソロジーに限ったことではなく、どんなリラクセーション系の治療法でも同じことが言えます。
「呼吸に合わせて刺激を加える」
これを意識するだけで、かなり深い所まで刺激を入れることができるようになります。
具体的には、
指圧(反射区を押すとき)するときに、息を吐いてもらう
指圧を緩めるときに息を吸ってもらう
このような形で呼吸と指圧を連動させていきます。
3.まとめ
今回は、リフレクソロジーについてまとめていきました。
足裏のマッサージもただ単に刺激しているわけではなくて、しっかりポイントを抑えて刺激していることがわかります。
その中でも重要な反射区があり、現代社会で疲弊した身体をフォローするためにも是非皆さんも実際に刺激してみてもらえたらと思います。
それでは本日はこの辺で。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!!
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