学校では教えてくれない内臓と脊柱と筋肉の関連性について~内臓反射について~

どうも。

kabosuです。

今回は久しぶりに

東洋医学について

書いていきます。

今回の内容は、

東洋医学といっても、内臓反射の話を含むため西洋医学的な話でもあります。

ただ、なぜか学校の授業でも”内臓反射”を含めた自律神経系の話はあまり深く説明されなかった印象があります(自分が効いていないだけの可能性もあり・・・)。

自律神経系の話がまだ西洋医学的に浸透していないと仮定して、学校でも詳しく話が出てこないということは、内臓と脊柱の関係性を理解している人が少ないはずですね。

内臓と脊柱の関係性は調べれば生理学の教科書にも載っています。

そして、この脊柱はそれぞれ対応する筋肉が存在します。

今回は、この内臓と脊柱とそれに付随した筋肉の関係性を明らかにしていきたいと思います。

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1.内臓反射とは?

内臓と筋肉は深い関係性にあると言われています。

内臓がストレスや疲労を感じている場合、その臓器と関連している筋肉など身体の特定の部位に症状が出るというものです。

その症状は、筋肉の緊張や硬結であったり、筋力低下や筋出力低下であったり、痛みや不快感として現れます。

以上が”内臓筋肉反射”というものです。

関連記事はこちらです。

さまざまな自律神経反射(内臓反射)

2.内臓と脊柱の関係性

内臓と脊柱の関係性は多くの参考書でも記載されています。

この両者に関連性があるということは、

□ある特定の内臓に異常があれば、それに対応する脊柱に異常(硬さや痛み)が生じる

□姿勢の問題や外傷で特定の脊柱に過剰な刺激が慢性的もしくは高エネルギーの衝撃が加わった場合、対応する内臓に異常が生じる

といったことが生じる可能性があるということです。

内臓って外からの刺激には影響されないイメージがありますが(個人的な感覚か・・・)、意外と外部からでも刺激が入れられるということです。(いい意味でも悪い意味でも)

ということは、徒手的なアプローチでも内臓に対して働きかけが可能になるというわけです。

これまでも自分が気付かないだけで意外と内臓まで徒手的な刺激は入っていたのかもしれませんね。

この辺は東洋医学を勉強していくと、深く納得します。

内臓へのかかわりは、知識を持っているか持っていないかで変わってくると思います。

【内臓と脊柱の関係、脊柱の調整による効果】

第1胸椎:冠状動脈の異常と関係あり

第1胸椎の調整は、”心臓の異常”に関連していると考えられています。

心臓を支配しているのは脳幹部ですが、首の神経、背中の神経からも心臓に向かい自律神経が伸びています。

特に自律神経の交感神経は第1~2胸椎の間から走行した線維が全身を司ります。

上部の胸椎は心臓を取り囲み、心臓や大動脈などの位置に非常に影響があり、これらの調整は不整脈や診断のつかない息苦しさなどに非常に効果を発揮することがあるとされています。

第2胸椎:心臓と関係あり

第2胸椎の調整は第1胸椎と同様に、”心臓自体”に良い効果があるといわれています。

突然の動悸や心臓に感じる痛みなど診断の付かない症状はここの調整が効果を発揮すると考えられています。

第3胸椎:肺や副鼻腔など”呼吸器系”と関係あり

病因での診断で、

□感染症など異常がないのに咳が出て止まらない

□何となく息苦しい

□肩が張る(痛い)

などの症状は第3胸椎の原因である可能性が考えられる。

第4胸椎:胆のうと関係あり

第4胸椎の異常は、”胆のうの異常”に関連しているといわれています。

お腹が張ったり気持ちが悪くなるなどの症状が出ている場合、第4胸椎の調整で気分が楽になる事が期待できます。

胆のうの病気が見つかってもこの調整を併用していく事は病状回復の手助けになります。

第5胸椎:胃と関係あり

胃の不調に効果があります。

□胃の不快感がある

□胃がキリキリする

□胃酸が上がってくる(逆流性食道炎)

などの不調がある場合は第5胸椎の調整を行ってみると効果が期待できます。

第6胸椎:膵臓と関係あり

膵臓の機能改善に効果があります。

糖尿病の方などはここの調整が有効な場合もあります。

第7胸椎:脾臓と関係あり

脾臓は赤血球の破壊や免疫機能に関与しているといわれています。

ここの異常によって背中の内側に痛みが出たり、ハリが出たりします。

第8胸椎:肝臓と関係あり

肝臓との関連性が言われています。

第8胸椎の調整は、肝臓に起因する問題に対して効果が期待できます。(肝機能の改善)

□なんとなく身体がいつもだるい

□二日酔いになりやすくなった

□肌の調子が悪い

などの問題がある時は第8胸椎当たりの調整をしてみると改善の可能性があるかもしれません。

第9胸椎:副腎と関連あり

副腎はストレスと強い関連性があります。

副腎はストレスに負けないための”抗ストレスホルモン”の分泌場所であります。

そのため、ストレスの多い人は第9胸椎あたりの硬さが明確になってきます。

ちなみに、ストレスの多い人は背中が緊張して常に痛みや不快感を感じています。

第9胸椎を調整することで、副腎の機能改善が図れるとともに、”不定愁訴”にも効果あります。

第10胸椎:小腸と関係あり

小腸の異常は胸椎10番と関連があると言われています。

小腸に異常があると、背中の下部が痛んできたり、ハリが取れなかったりと”痛みが継続する”傾向にあります。

また第10胸椎の異常は、自律神経の異常をきたし、小腸の働きを鈍らせ全身状態の悪化を招く可能性があります。

第11-12胸椎:腎臓と関係あり

第11-12胸椎は腎臓と関連があると言われています。

第11-12胸椎には腎動・静脈そして交感神経があり、ここの調整は腎臓の機能を改善すると言われています。

腎臓自体の異常がなければ、脊椎の調整で背中のハリは消え、腎機能を高め、自律神経失調症の改善にも効果を発揮します。

第1腰椎:膀胱・回盲弁と関連あり

第1腰椎は、小腸と大腸の移行部である「回盲弁」の異常と関連があるといわれています。

回盲弁の異常は、過敏性大腸症候群などとも大いに関連しており、慢性的な下痢症状を引き起こします。

第2腰椎:盲腸と関連あり

第2腰椎は、盲腸や回盲弁、卵巣や睾丸との関連があると言われています。

盲腸の異常により第2腰椎も異常をきたし、腰痛の原因になったり腹部の不定愁訴へ発展したりします。

第2腰椎の調整は、腰部および腹部の不調に効果を発揮することが多いです。

第3腰椎:卵巣や睾丸と関連あり

第3腰椎は、婦人科系の不定愁訴に関連していると言われています。

男性では前立腺、陰茎、膀胱にもここから交感神経が走行し、男女ともに不妊症の治療にも効果を発揮します。

第4腰椎:大腸と関連あり

第4腰椎は、特に結腸に関連し、排便の異常や痛みにも関連しています。

第5腰椎:前立腺・子宮の関係あり

第5腰椎の調整は、様々な疾患に効果を発揮します。

特に骨盤のゆがみやそれに伴う側彎症などの症状は第5腰椎の調整が効果を発揮します。

さらに自律神経は前立腺や子宮に走行して影響を与えるため、第3腰椎の治療とともに不妊治療にも効果を発揮します。

また側彎症を改善し、神経の改善を図れるために様々な自律神経失調症の症状に効果が期待できます。

3.脊柱と内臓の関係性とそれに付随する筋肉

以下のようにそれぞれの脊柱に対応した筋が挙げられています。

この表が頭に入っていると、

□特定の臓器に異常がある⇒対応する筋の異常が確認できる

□筋の弱化がある⇒対応する内臓に異常がある可能性が考えられる

という思考が生まれます。

4.まとめ

今回は、内臓と脊柱、そしてそれに付随した筋肉についてまとめていきました。

「なんでこの筋肉とこの内臓が関連あるの?」と思う部分もあると思います。

私もそう思う部分もあります。したし、治療の選択肢としては個人的には喜んで入れていきたいと思っています。

というか選択肢に入れて日々リハビリを行っています。

人間の身体なんてわからないことばかりですから、わからないことをなんとなく済ませてしまうよりたくさんの可能性を探っていきたいと思っています。

それには今回の内臓と脊柱、そして筋肉の関係性も知識として取り込んでいくことは損ではないと思います。

それでは今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!