膝内側の痛みの原因となるトリガーポイントとは?

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トリガーポイント
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どうも。

KABOSUです。

 

今回は、膝内側の痛みの原因をトリガーポイントの視点から考えていきます。

 

膝の内側の痛みがあるといったら理学療法士である私の場合は

「膝が変形して痛いのかな・・・?」

「鵞足に負担がかかっているのかな?」

「内側広筋のトリガーポイントとかできてるのかな?」

などなど・・・色々予想していきます。

 

そこから、動きの評価を行い、膝の屈伸で膝は内側に入るのか、外側に逃げていくのかなど確認し問題点を限定していきます。

ただ、その中でもはっきりしない膝の内側痛も存在します。

その際に次にとる行動として、トリガーポイントのチェックになります。

膝の内側の痛みに関連のある筋のトリガーポイントを押してチェックしていき、痛みの再現性が得られたらトリガーポイントが原因であったと判断され治療の対象になります。

 

と、そんな形で治療を進めていくわけですが、今回はその中でトリガーポイントと膝の内側痛の関係性についてまとめていきます。

それではよろしくお願いします。

 

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1.膝の内側の痛みの原因となる要因

まずは、膝の内側の痛みの原因となる要因を挙げていきたいと思います。

 

●変形性膝関節症による痛み(内反変形タイプ)

膝の変形によりO脚(内反変形)になると、膝の内側の関節が衝突し間にある組織から痛みが発生します。

 

●半月板由来の痛み

膝関節の間には半月板があり膝の変形やスポーツ時の靱帯損傷と合わせて損傷する組織になります。半月板にも痛みを感じない部分もありますが膝の引っかかり感などと合わせて痛みが出ます。

 

●靱帯による痛み

動きの中で膝が内側に入るのが習慣化されている場合は鵞足炎と混同されますが、内側の靱帯に痛みが生じやすくなります。

 

●トリガーポイントによる痛み

特定の筋に負担がかかるなどによりその筋にトリガーポイントが形成されると、膝内側に痛みを引き起こします。

 

●鵞足炎による痛み

膝が内側に入る動きが習慣化されている場合、鵞足(膝の内側部にある3つの筋が付着する部位)に負担がかかり炎症を起こし痛みを引き起こします。

 

トリガーポイント以外の膝の痛みの原因について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

リハビリにより改善する可能性のある膝の痛みの原因とその解決方法4選

 

2.膝の内側の痛みの原因となるトリガーポイント一覧

上記の膝内側の痛みの原因の中で挙がった”トリガーポイント”について関連する筋を挙げていきます。

 

●内側広筋

●薄筋

●大腿直筋

●縫工筋

●長内転筋

 

上記の5つの筋のトリガーポイントが膝内側の痛みと関わっています。

一つずつ説明していきます。

●内側広筋が原因の膝内側の痛み

内側広筋は大腿四頭筋の一部であり、大腿前面で内側部分を領域とします。

内側広筋の収縮は、わずかに膝蓋骨(お皿)を内側に引き、外側広筋の収縮の対抗しバランスをとっています。

 

内側広筋のトリガーポイントは、大腿内側と膝内側にまで痛みを送ります。

また膝の筋力も弱めてしまい、膝折れの原因になったりします。

 

内側広筋のトリガーポイントにより生じる膝の痛みと筋力低下は、関節炎・靱帯損傷および腱炎と誤診されることがあります。

この場合、積極的な膝周囲筋のトレーニングやストレッチは内側広筋のトリガーポイントを悪化させ、痛みの増悪やさらなる筋力低下を招く可能性があるため注意が必要です。

誰でもできるトリガーポイントの探し方・治し方より引用

 

●薄筋が原因の膝内側の痛み

薄筋は薄く、平らな筋であり、身体で2番目に長い筋です。

薄筋は恥骨から始まり、大腿内側を下降し膝の内側に付着します。

 

薄筋のトリガーポイントは、筋の走行に沿ってどこにでも形成されます。

そして、痛みは大腿内側に沿った皮膚の真下で灼熱感や鋭い痛みとして感じられます

 

あまり経験したことのない痛みが膝内側にある場合は、薄筋のトリガーポイントが影響している可能性があります。

誰でもできるトリガーポイントの探し方・治し方より引用

 

●大腿直筋が原因の膝内側の痛み

大腿直筋は、大腿前面にあり腸骨(骨盤)から膝までまっすぐ伸びる筋です。

大腿直筋の作用は、膝の伸展(膝を伸ばす)と股関節の屈曲(股関節を曲げる)と2つの関節の動きを制御します。

 

大腿直筋のトリガーポイントで最も典型的な痛みは、膝の奥深くに生じる深部痛で膝蓋骨(お皿)の下に痛みを送ります。

誰でもできるトリガーポイントの探し方・治し方より引用

 

●縫工筋が原因の膝内側の痛み

縫工筋は上前腸骨棘(骨盤)に付着していて下行し、大腿前面で交差して内側に向かい膝内側の脛骨に着きます。

この走行により足を前方に上げ、膝を外旋する動作に縫工筋が関与することを可能にします。

 

縫工筋にトリガーポイントが形成されると立った状態で症状が悪化します。これは筋の緊張が最も高まるためです。なので逆に座った状態は縫工筋がゆるむのでトリガーポイントの症状は緩和されます。

 

縫工筋のトリガーポイントは、膝内側への圧に対して過敏になります。そのため膝を重ねて横になると不快感を覚え、膝関節に何かあるのではないかという誤解に繋がります。

誰でもできるトリガーポイントの探し方・治し方より引用

 

●長内転筋が原因の膝内側の痛み

長内転筋は、恥骨から始まり大腿骨の後面上部に付着します。

 

長内転筋のトリガーポイントは、鼠径部の痛みの最も典型的な原因となります。

通常、痛みは股関節の深部で感じられ、大腿内側から膝の内側、下腿内側なで遠位に拡大していきます。

誰でもできるトリガーポイントの探し方・治し方より引用

 

トリガーポイントの実際の治療方法についてはこちらにまとめています。

トリガーポイントの治療法

 

 

3.まとめ

今回は、膝の内側の痛みの原因となるトリガーポイントについてまとめていきました。

膝の痛みの原因は様々ですが、トリガーポイントが原因であることも多くあります。

特に内側広筋のトリガーポイントに関しては変形性膝関節症の方に非常に多く起こっている問題であるように思います。

 

変形性膝関節症のリハビリでは内側広筋のトレーニングは優先順位として高くなってきますが、このトリガーポイントの知識がなければ悪化させてしまうということです。

 

まずはトリガーポイントのチェックを行ってからトレーニングに移るようになるとより効果が高まりますよね。

 

そんな感じでトリガーポイントを前面に出さずとも治療の一部に使う人が増えればと思います!

 

それでは本日はこの辺で!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!!

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