リハビリにより改善する可能性のある膝の痛みの原因とその解決方法4選

こんばんは。

kabosuです。

今回は

膝の問題

について考えていきます。

痛みは身体中に起こりますが、

膝の痛みは結構な頻度で聞かれる部位ではないでしょうか?

腰の痛み同様に、膝の痛みも誰しもが一度は経験したことある”痛む部位”になるかと思います。

そんな膝の痛みですが、

今回は、

リハビリにより改善する可能性のある膝の痛みの原因とその解決方法

についてまとめていきたいと思います。

それではよろしくお願いします。

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1.膝周囲の痛みについて

まずは膝周囲に出現する圧痛から理解していきましょう。

下の図を見てもらうと分かると思いますが、膝という狭い場所の中にいくつのもの圧痛部位が分類されています。

それだけ多くの痛みを出す部位であり、かつ様々な原因があるということですね。

標準整形外科学第9版より引用

2.よく聞く”膝の痛み”の原因と改善法

次は日常生活でもよく経験する膝の痛みの実際を掘り下げて確認していきます。

ここではリハビリで治る可能性のある”膝の痛み”を厳選して挙げています。

①膝前面の痛み(脛骨粗面付近の痛み(パテラ直下の痛み))

膝前面の痛みは膝の痛みでよく聞かれる部位です。

腰痛持ちの人にも多く出現する膝の痛みになります。

また、オスグット・シュラッターの痛みも膝前面に出ます

若い成長期にある子供の膝の痛みはこのオスグットであることが多いです。

この場合はしっかりハムストリングスをケアしていくことが大切になります。

【原因と対策】

●大腿直筋の遠心性収縮が原因の可能性あり

●問題はハムストリングスの短縮や機能不全により大腿直筋のストレスが増大するため

●大腿直筋は脛骨粗面に付着するため遠心性のストレスは付着部に大きなストレスをかける

●対策としてはハムストリングスの機能改善が挙げられる

●ストレッチだけでなく、ハムストリングスがしっかり遠心性で使えるようにアプローチが必要

膝前面の痛みの改善にはハムストリングスを意識したスクワットが有効

【よく聞く訴え】

□ジャンプするときに膝の前面が痛くなる

□しゃがみ込むときに膝が痛い

□正座ができない

※基本的に膝を曲げる運動をするときの訴えが多くなります。

②膝内側の痛み

膝内側の痛みは主に変形性膝関節症と間違われやすいです。

また、この内側広筋のトリガーポイントをほっておくと、内側広筋の収縮力が低下し外側優位の活動になり結果、変形性膝関節症(内反変形)を助長してしまうことになります。

【原因と対策】

内側広筋のトリガーポイントが原因の可能性あり

●内側広筋のトリガーポイントによる放散痛は膝の内側にある関節裂隙付近に出現する

●内側広筋を圧迫した際に、膝内側の痛みが再現されればトリガーポイントが原因と判断する

●放散痛が確認されたら内側広筋のトリガーポイントの治療が有効

●トリガーポイントの治療は”虚血性圧迫”にて治療する

3D解剖学より引用(一部改変)

内側広筋のトリガーポイントは「黄色」の領域

エビデンスに基づく疾患別クリニカルマッサージ 評価と治療より引用

【よく聞く訴え】

□膝に力を入れたら痛くなる

□膝を曲げれない

□正座ができない

※原因は内側広筋のトリガーポイントにあるわけなので、内側広筋の収縮が入る動作(膝を伸ばす運動)や内側広筋に負担がかかる動作(膝の曲げ伸ばし)などで痛みが出現します。

③膝内側の痛み~その2

上記のような膝内側の痛み(トリガーポイント)と違い、膝の使い方が原因である膝の痛みです。

基本的にKnee-in(膝が内側に入ってしまう)にて鵞足部に負担がかかります。

その状態を習慣化してしまっている場合、このような膝内側の痛みが出現する場合があります。

この場合も変形性膝関節症と間違われることもあります。

【原因と対策】

●鵞足炎の可能性あり

●鵞足炎までいかなくても対象筋の遠心性収縮により付着部にストレスがかかっている可能性がある

●鵞足を形成する筋は3種類ある

●薄筋と縫工筋と半腱様筋である

●それぞれの筋のストレステストを行い、反応する筋が治療対象になる

●ストレステストで疼痛が誘発された筋があればそこが膝内側痛の問題であると判断される

●対象の筋をストレッチやリリースをかけていく

●鵞足部に負担がかかっているかどうかはスクワットテストをすることで容易に判別可能

スクワットしたときに膝が内側に入ってしまう場合は鵞足部に負担がかかりやすいと言える

3D解剖学より引用

【よく聞く訴え】

□膝が安定しない感じがする

□膝を曲げるときに痛くなる

※この場合、膝は不安定になっている可能性があります。

※ストレッチも必要ですが、トレーニングも考えていく必要があります。

④膝裏の痛み

膝裏の痛みは変形性膝関節症と診断された方にも多い訴えになります。

膝を曲げた時には膝の前面が引き伸ばされるので前面の筋肉が原因と考えがちですが、意外と膝裏が問題になることが多いです。

【原因と対策】

●多くは膝窩筋の問題が挙げられる

□膝を曲げるときに膝裏が詰まる感じがする

□正座をするとき最終域で膝裏に違和感がある

□膝が伸びきらない感じがする

上記のような症状がある時は膝窩筋を疑う

●膝窩筋は膝のロックを外す作用がある

●つまり伸展位から屈曲位に誘導する作用がある

●故に膝窩筋は膝の屈曲筋であると言える

●この筋をリリースは「うつ伏せになり膝窩筋を指圧した状態で下腿の内外旋させていく」が有効

3D解剖学より引用

【よく聞く訴え】

□正座ができない・正座するとき膝裏がひっかかりるor詰まる感じがする

□膝が伸びにくい

□膝を曲げるときに膝裏が痛い

※膝窩筋が膝関節の正常が動きを阻害してしまうために起こす問題です。



3.まとめ

今回は、膝の痛みについて書いていきました。

膝の痛みは様々です。その中でも今回はリハビリにより改善する可能性のある膝痛をまとめていきました。

リハビリで改善する、、、つまり手術や薬に頼らなくても運動やストレッチなどでよくなる可能性があるってことです。

なんにせよ、痛みの原因を特定できなければ改善する可能性は低くなり、何も変わらないという結果になります。

まずはそれぞれの痛みが出る原因と特徴を理解していくことが大事になると思います。

それでは今回はこの辺で。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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