腰痛の原因特定の方法

どうも。
KABOSUです!!

本日は

腰痛について

書いていきます。

腰痛については

以前こちらでいくつか書きました。

腰痛の原因組織を考える

腰痛とは?何が原因??

これまでの記事は、

どちらかというと、「非特異性腰痛」について主に書いております。

今回は、腰痛の原因となる「組織」について少しふれていきたいと思います。

腰痛とはいっても

症状の出方や痛み方なんて千差万別ですよね。

その症状や痛みをある程度特定出来たら、対処方法が見えてくることもあります。

今回は、その辺を学習ポイントにして書いていきます。

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1.腰痛の原因組織について

椎間板性疼痛

●リフティングの際、屈曲や回旋で受傷

●持続的(または間欠的)で局所的な深部痛

●腰椎の前彎が減少

●非荷重肢位・側臥位・脊柱伸展で軽減

【ワンポイント】

体幹の前屈で症状が増悪する

椎間関節性疼痛

長時間同一肢位の結果、徐々に発症

●断続的で、表在性の鋭い痛み(歩き始めなど)

後屈、側屈(回旋)や同一肢位での継続で悪化

●非荷重肢位・屈曲位・反対の側屈で軽減

【ワンポイント】

体幹の後屈で症状が増悪する

仙腸関節性疼痛

●問題のある関節周辺に疼痛が集中する

様々な強度の動作で悪化

●圧迫により悪化(片脚立位・衝撃・車の運転)

デルマトームに一致しない領域に痛みを出す

【ワンポイント】

原因のはっきりしない腰痛で下肢まで響く症状がある

(前後屈どちらも痛い)

神経根性疼痛

●神経根圧排徴候と神経根絞扼徴候の2種類がある

●神経根圧排徴候は「圧迫」によるもので、椎間板ヘルニアと診断される

●神経根絞扼徴候は「挟み込み」によるもので、主に脊柱管狭窄症と診断される

正常な神経根の圧迫の場合、「痺れ(+)・痛み(-)」となることが多い

障害(炎症)神経根の圧迫では、痺れと共に痛み(+)となる

※痛みを伴う症状に着目する必要がある(組織に何かが起こっているから痛みが出ている)

【ワンポイント】

痛みを伴った痺れかどうかの判断が重要

2.腰痛の原因組織の特定方法

ここからは、

腰痛の原因組織を特定する方法です。

まずはこのスライドに載せてある項目を理解しましょう。

それぞれの「痛みの誘発される動き」をまとめています。

椎間板 ⇒ 黄色

椎間関節 ⇒ 赤色

仙腸関節 ⇒ 青色

神経根 ⇒ 緑色

で色分けしています。

特徴としては、

椎間板  :安静時も悪く、前屈で増悪。鈍い痛みがある。

椎間関節:長時間の同一肢位で悪く、後屈で増悪。鋭い痛みがある。

仙腸関節:何をしても痛い。痛みの質も様々

              (痛みが混同しはっきりしない)。

神経根  :痺れと共に足まで痛む。

となります。

上記のスライドを覚えておくことで、原因組織の特定はある程度行えます。

ただ、それぞれの動きで

どこまでが正常の訴えなのか?、どこまで動けば正常なのか?

がよくわからないと思います。

そこで重要になるのが下のスライドの「機械的閾値」になります。

このスライドでは、「組織の機械的閾値」を示しています。

閾値は高いほど痛みを感じにくく、

低いほど痛みを感じやすいようになっています。

椎間関節は6.0gで、椎間板は241gと約40倍も痛みを感じる閾値に違いがあるということです。

つまり、

椎間関節は比較的簡単に痛みを生じやすく、

椎間板は中々痛みを感じるまでに時間がかかる

ということになります。

なので椎間板に痛みを感じるときは重症化していることが多いということになりますね。

逆に椎間関節性の痛みの場合、大きな問題ではないのに頻繁に痛みを訴えることがあるかもしれないということです。

このように、それぞれの組織によって痛みそのものの感じ方に違いがあるため、

閾値の問題も理解しておく必要がありますね。



3.まとめ

今回は、腰痛の原因特定の方法ということで記事を書いていきました。

腰痛とは言っても本当にわからないことだらけです。

腰痛に限らず「痛み」を理解していくことは難しいですね・・・

必死で試行錯誤してアプローチしても少し嫌な印象や変な痛みを出してしまうと正確な治療効果の判別が困難になりますし、

やはりどれだけ信頼関係が気付けるかがポイントなんでしょうね。

この信頼関係も仲良くなるわけではなくて、

身体を良くしていくというベクトルを合わせるという意味なんだろうなと最近思います。

世間話やなんでも言い合える関係になってもセラピストと対象者が同じ方向を向いていなければ治るものも治りませんよね。

例えば、

セラピストは「痛みをとる」ためにアプローチしてても

対象者は「筋力をつけたい」とか「歩けるようになりたい」

と思って治療を受けていたら、なんとなくよくなっても時間はかかるし結局何をしているかわからないですよね。

話が脱線しましたが、、、

痛みの訴えや動きで原因組織の判別を行うことができれば

治療対象が明確になるので

対象者にしっかり説明できるようになるし、効果判定もできるようになります。

そうすることで対象者も何のためにしているのか理解しやすくなり、

結果的にセラピストと対象者の思いのベクトルが合ってくるんじゃないかと思います。

そういう意味でも今回の、腰痛の原因を特定していく方法は理解しておくといいのではないかと思います!

それでは、本日はこの辺で!

最後までありがとうございました。

コメント

  1. 大井 啓司 より:

    管理人 様

    ブログを拝見させていただきました。柔道整復師2年目の日々勉強中です。
    アナトミートレインのつながりがわかるのですがアプローチや用い方がわからず
    鍼灸の経絡と同時に勉強していてこのブログを見つけました。

    今は解剖、経筋の書籍を読みつつ、管理人様の記事を読み込んでいます。
    柔道整復師は運動分析を学んでこないので、管理人様の経絡からの動作異常に対する
    アプローチがとても参考になります。(周りに勉強する柔道整復師、PTがいないので・・・)

    勝手な要望なのですが、腰痛の考え方に続いて、膝痛も記事にしていただけると
    助かります。

    (デイサービスで治療をしているのですが、老人が多く膝痛に対してシンプルにどのように考えていくかうまくまとめられないので)

    これからも、管理人様の記事を応援していきます。

    • kabosu1108 より:

      コメントありがとうございます!
      膝に関しての内容も今後記事にしていきたいと思います。
      参考になるかはわかりませんが今後ともよろしくお願いいたします!