後頭下筋群のトリガーポイントは片頭痛と関連している

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トリガーポイント
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どうも。

今回もトリガーポイントシリーズを送りします。

 

今回は「後頭下筋群」のトリガーポイントについて。

後頭下筋群は、頸椎と後頭骨を繋ぐ筋群になります。

 

デスクワークが習慣化している人や猫背の姿勢を取っている方は今回紹介する後頭下筋群が短縮しています。

このように後頭下筋群が常に短縮し凝り固まってしまうと、トリガーポイントが形成され、中々治らない頭痛などの諸症状を引き起こしてしまうことになります。

 

今回はそういった問題を引き起こす後頭下筋群のトリガーポイントについて紹介していきます。

 

 

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1.後頭下筋群について

後頭下筋群は、後頭骨の直下にあります。

後頭下筋群は両側がそれぞれ小さな4つの筋から構成されており、各筋が別々の角度で走りながら上位二頸椎(第一頸椎と第二頸椎)と後頭骨を繋げています。

後頭下筋群を構成する4つの筋は、それぞれ上頭斜筋・下頭斜筋・大後頭直筋・小後頭直筋と呼ばれています。

 

一つ一つの筋は小さくて大きなパワーは出ませんが、頭部の微妙なコントロールや眼球運動とも関わっているといわれています。

 

 

2.後頭下筋群のトリガーポイントにより起こり得る「症状」について

後頭下筋群のトリガーポイントが形成されると、首の痛みよりも頭部に痛みを送る傾向にあります。

基本的には、片頭痛の治療では、後頭下筋群のトリガーポイントの処置を選択肢に加えるべきと言えるくらい関わりが強いです。

 

先程も述べましたが、後頭下筋群のトリガーポイントは通常は首の痛みの原因とはなりません。しかし、首のこりには重要な影響を及ぼしているのは確実です。

 

両側の上部に位置する3つの後頭下筋は、うなずいたり首を傾けたりする動作を制御しており、これらの筋にトリガーポイントがあると動きが制限されます。

 

下部の後頭下筋である下頭斜筋は、上位二頸椎、つまり、頭部を回転させる部分に付着しています。

この小さな筋にトリガーポイントがあると、首を可動範囲いっぱいに回そうとしたときに首の上部に鋭い痛みが生じるようになります。

 

 

 

 

【後頭下筋群のトリガーポイントによる症状】

●頭部の内側、後頸部から目と前頭部に広がっていくような痛み

●頭全体に痛みを感じる片頭痛

●頸部の側屈回旋時の首の上部に生じる鋭痛

●頭頚部の可動域制限

 

 

 

3.後頭下筋群のトリガーポイントが形成される原因

後頭下筋群は、頭部を頻繁に動かしたり、長く短縮していると、簡単に疲労してしまいます。

感情的な緊張によっても短縮し、時にはそれが原因で片頭痛が発症することもあります。

 

後頭下筋群のトリガーポイントが形成される原因①「不良姿勢」

もはやトリガーポイントと不良姿勢は切っても切れない関係にあり、

不良姿勢=トリガーポイント形成

の方程式が成り立ちます。

 

後頭下筋群も例外ではなく、不良姿勢であるとトリガーポイントが形成されます。

後頭下筋群の場合は、スウェーバックの姿勢や猫背の姿勢なんかで容易に短縮します。

要するに顎を突き出した姿勢ですね。

デスクワークやパソコンやスマホを長時間みる習慣がある場合はこの姿勢になりやすいといえます。

 

そしてこの短縮位が長時間・長期間続くことで頑固なトリガーポイントが形成されることとなります。

 

 

4.まとめ

今回は後頭下筋群のトリガーポイントについてまとめていきました。

後頭下筋群は人体の中では比較的小さい筋となります。

 

しかし頭頚部にとって重要な筋であるといえます。

また頭頚部の中で胸鎖乳突筋と並んで過剰に働いてしまう筋とも言えます。

 

つまり、短縮しやすい筋と言えるわけです。

生活習慣や頭部のアライメントと重力の影響により、そういった問題が生じるようになります。

 

この後頭下筋群と対になる筋として頸長筋などが挙げられます。

この頸長筋は頸部の前屈筋であり、後屈筋である後頭下筋群と相反する関係にあります。

 

後頭下筋群が短縮すると必然的にこの頸長筋が不活動に陥ります。

これが上位交差性症候群の原理になります。(弱化筋と短縮筋の関係性ですね・・・)

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このようにトリガーポイントだけでなく他部位にまで問題が波及する前に、定期的にトリガーポイントのチェックを行うことが大切になると思われます。

 

それでは本日はこの辺で。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!

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