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手へのシビレや痛みが特徴の頸部疾患に対する整形外科的テストの一覧

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どうも。

KABOSUです。

今回は、

頸部の整形外科的テストの方法について

まとめていきます。

頸部の異常を評価するのは少し怖い感じがしますよね。

頸部はいじりすぎると自律神経系の問題が生じやすく後が大変になることもあります。

それでも、クリニックで働いているときは外来患者の2~3割くらいは頸部疾患であり嫌でもリハビリしていかないといけないわけですよね。

そのとき、ある程度は整形外科的テストを知っていないと問題点の判別が難しくなります。

そこで、今回は復習も兼ねて頸部の疾患に対する整形外科的テストの一覧をまとめていきたいと思います。

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1.頸部の疾患について

リハビリでよく遭遇する頸部の疾患は以下の通りです。

□頸椎椎間板ヘルニア

□頸椎症性脊髄症

□頸椎症性神経根症

□後縦靱帯骨化症・黄色靱帯骨化症

2.頸部の疾患の特徴

頸部の疾患の方に多い症状としては、

□手の痺れ・脱力・痛み

□巧緻動作障害(細かい作業ができなくなる)

□足の痺れ・歩行障害(転倒しやすくなるなど)

などが挙げられます。

首の病気なのに、手足に症状が出ることがほとんどになります。

特に手への影響が非常に強くなります。

これは、「神経系の問題」が大きく関わっています。

神経は背骨から出て手足(末梢)に走行しています。

その神経が障害されると痺れや脱力などの神経症状が出現するわけですが、この障害される場所の大半が背骨から出ていく部分になります。

図:背骨・脊柱管や神経根

引用:プロメテウスの画像を一部改変し引用

上の図のように神経が出ていく部分で神経の絞扼が起こったりして、手の痺れや痛みなどの問題を引き起こします。

この他にも脊柱管内にある黄色靱帯の肥厚や椎間板の問題など様々な要因で神経症状を引き起こします。

3.頸部疾患に対する整形外科的テスト

上記で挙がった、手の痺れや痛みなどを引き起こすのは頸椎の疾患が主な原因であると分かったと思います。

そしたら次は、頸椎のどこが問題を引き起こしているのかを評価する方法をまとめていきます。

頸椎疾患を評価するテストは以下の通りです。

①スパーリングテスト

②ジャクソンテスト

③椎間孔圧迫テスト

④肩押し下げテスト

⑤神経伸展テスト  

①スパーリングテスト

【検査肢位】

・坐位にて、検者は後方に立つ

【検査方法】

・頸部を側屈させ、検者は両手を頭頂部に置き、垂直に圧迫する

・これを左右行う

図:スパークリングテスト

【解釈(陽性徴候)】

・患側上肢の疼痛の誘発あるいは増強がみられる

・頸椎での椎間孔の圧迫試験である

・側屈した側の椎間孔の閉鎖が起こる

・頸部神経根の急性型では効率に、慢性型においても約半数が陽性徴候を示す

・外側型椎間板破裂の例では100%陽性である

・椎間孔圧迫試験は、上肢で見られる神経症状が頸椎由来か絞扼性神経障害によるものなのかの鑑別に有用である

・また、疼痛や異常感覚の分布は罹患神経根の特定にも有用である

②ジャクソンテスト

【検査肢位】

・坐位にて、検者は後方に立つ

【検査方法】

・頸部を側屈・伸展位にさせ、検者は両手を頭部に置き、垂直に圧迫する

・これを左右行う

図:ジャクソンテスト

【解釈(陽性徴候)】

・検査側の上肢に放散痛の誘発、あるいは疼痛の増強

・頸部屈側側の後頭部、頸部、上肢への放散痛

※頸部に限局すれば頸椎障害

※上肢に放散痛があれば腕神経叢根の圧迫障害

③椎間孔圧迫テスト(foraminal compression test)

【検査肢位】

・坐位にて、検者は後方に立つ

【検査方法】

・検者は両手を頭部に置き、頭部を上から圧迫しながら回旋させる

・頸部を左右に回旋させ、中間位でも行う

図:椎間孔圧迫テスト

【解釈(陽性徴候)】

・陽性~屈曲側の後頭部・頸部・上肢への放散痛

・障害~屈曲側の神経根症状

※頸部に限局すれば頸椎障害

※上肢に放散痛があれば腕神経叢根の圧迫障害

④肩押し下げテスト(shoulder depression test)

【検査肢位】

・坐位にて、検者は後方に立つ

【検査方法】

・検者は片手で患者の肩を押し下げながら、他方の手を側頭部に当てて頭部を反対側に側屈させる

写真:肩押し上げテスト

【解釈(陽性徴候)】

・陽性~検査側上肢に放散痛

・障害~患側の神経血管束に圧迫がある

※他にも硬膜の癒着、筋の拘縮・癒着、筋の痙攣を示す

⑤eaton test(神経伸展テスト)

【検査肢位】

・坐位にて、検者は検査側後方に立つ

【検査方法】

・検者の片手を患側側頭部に当て、患側と反対側に頭部を側屈させ、他方の手で検査側の手掌を握り、検査側上肢を伸展・外旋させながら、さらに手関節・手指を背屈させる

図:イートンテスト

【解釈(陽性徴候)】

・患側上肢(特に手指)に放散痛

・障害~患側の神経根圧迫

4.まとめ

今回は、頸部の整形外科的テストの一覧をまとめていきました。

頸部疾患と整形外科的テストの繋がりは少しわかりにくいですよね。

整形外科的テストも正確ではない部分も当然ありますし・・・

それでも頸部のどこに問題があるのかを評価する一つの手段になりますので頭に入れておくのは大事かと思います。

それでは本日はこの辺で。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!!

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