関節を鳴らすのは健康にいいの?関節が鳴る理由と利点・欠点について

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どうも。

KABOSUです。

 

今回は一般向けの記事になります。

皆さんは今までに、自分自身や整骨院なんかに行ったときに骨を鳴らされたことないでしょうか?

骨が鳴るというか関節が鳴っているんですが、、、

 

自分自身で鳴らす部位で多いのは指の関節かと思います。

指をボキボキと男性ならよく鳴らすと思います。

 

あの関節を鳴らす行為ですが、皆さんは知らず知らずにやっていると思いますが、実際に健康にいいのか・悪いのかを考えたことあるでしょうか?

ポキポキ鳴らすと動きやすくなるとか、準備運動みたいなものという人もいるでしょう。

「関節を鳴らしすぎると関節が太くなる」なんて話も聞いたこともあります。

 

このように、「関節を鳴らす行為」について良し悪しの判断がつきにくい状況にあると思います。

そこで今回は、この関節を鳴らす行為は実際にどうなのか?を考えていきたいと思います。

 

 

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1.関節が鳴るってどういうこと?

「関節が鳴る」=”ポップ”といいます。

このポップですが、原理を以下に説明します。

ポップの原理

ポップとは、関節内の窒素が爆発することで生じる音のことを言います。

関節内自体は通常、陰圧になっておりその空間にある窒素がポップと大きく関わっているわけです。

この窒素ですが、通常は滑液に溶けていて圧が十分に低下したときに液体から爆発します。

 

関節面が引き離されるとき、関節包内容量を維持するために関節包が関節内に引き込まれます。

もし引き離しが関節包の能力を超えて加えられる場合、滑液が関節内に入り込むかまたは、ガスが関節内を満たす必要があります。

 

関節マニュピレーションを行うとき、関節面の引き離しがとても速く、滑液が十分に関節内に分散することが出来ず、窒素が爆発することになります。

関節は、ガスが滑液に再吸収されるまで数分または数時間の間、腫脹します。

それまで次のポップは起こることはありません。

なので、一度ポップが起こったら同じように動かしてもポキっと音がしなくなるんですね。

 

 

図1.安静時の正常関節包を持った関節の状態

 

図2.関節の理解が加えられた状態

図3.関節内で窒素が爆発した状態(関節は腫脹を起こし、それが一定時間持続する)

 

ポップが起こることで得られる身体的効果

一般的に関節のポップが起こると関節がゆるんで身体を動かしやすくなります。

また、痛みの軽減も期待できます。

 

以下に具体的な効果を示します。

□関節内陰圧が解放され、可動性が増大する

□関節内、関節周囲の癒着が伸長または剥離する

□関節周囲の筋・隣接した分節にも抑制・リラックスを起こす

□エンドルフィンが開放される

※エンドルフィンは、ストレス解消に効果があるホルモンです

 

上記のように、ポップが起こることで得られる効果をまとめました。

一時的に関節とその周囲の軟部組織がゆるむから痛みや違和感が改善されていくわけですね。

ただし、不安定な関節に対し行うと、より不安定性を引き起こし症状の悪化を招く可能性もあります。

闇雲に関節を鳴らせばいいってわけではないことがわかります。

そのことに関しては以下に詳しく説明していきます。

 

ポップが起こることで生じる弊害

では、逆にポップが起こることで生じる可能性のある弊害についても理解しておきましょう。

 

以下に考えられる弊害の一覧を示します。

□ポップにより筋がリラックスするため関節を保護できなくなる

□可動域が拡がりすぎて亜脱臼を起こすこともある

□脊柱では捻転によりポップを引き起こすため以下の問題が生じやすくなる

・椎間板の損傷

・不安定性、靱帯損傷

・筋の防御性収縮

□ポップを不必要に望む(しなくていい関節にもおこなってしまう)

□セラピストへの依存が生じる(自己管理能力が低下する)

 

上記のことから、「関節を鳴らしすぎる・どこでも鳴らす」なんてことが控えたほうがいいことがわかりますね。

 

 

2.結局のところ関節を鳴らすのは良いことなのか?悪い事かのか?

繰り返し関節を鳴らすことは関節に多くの有害な影響を引き起こします。

適切な関節に、適切な方法で行うのであれば、効果は非常に大きなものになります。

治療的な意味がない場合は、関節を鳴らす必要はない

 

理解して頂きたいポイントは、

□癒着の剥離するために行う場合(身体が固くなっている場合)

□より効果のある治療を行う前に組織のリラクセーションを図る場合

上記の2点の目的がある場合は、関節を鳴らすことに意義があると言えます。

 

関節を鳴らすことで、人は気持ちよく感じます。

言い換えれば、人は気持ち良くなりたいがために、関節を鳴らすわけです。

 

しっかり鳴らしていい場所、鳴らさなくてもいい場所の理解をしておけば、関節を鳴らすことが有害でないことがわかります。

無理して関節を鳴らしていると得られる効果よりも弊害の方が大きくなる

 

 

3.まとめ

今回は、関節を鳴らすことはどうなのか?という内容で記事をまとめていきました。

結局のところ、関節を鳴らすことで起こりうるリスクを考えたら、「関節は無理して鳴らさないほうがいい」という結論に至りました。

関節を鳴らすことで楽になりますし、動きも良くなりやすいので習慣化してしまいがちですが、ストレッチや適度な運動でも継続していれば同じような効果が得られます。

出来る限り、そちらへシフトできると長い目で見た時に良かったと実感されると思います。

 

それでは本日はこの辺で。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!!

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