どうも。
KABOSUです。
前回はトリガーポイントについて説明していきました。
そこでトリガーポイントは「痛みに特化した治療法ですよ」と説明していきました。
今回は、1つ掘り下げて部位別にトリガーポイントの関連性を説明していこうと思います。
この記事では、頭部と首の痛みに限局してまとめていきたいと思います。
頭痛一つとっても、痛む場所は日によって違うことありませんか?
痛む場所で関わる筋が違ってきます。
その辺が理解できる記事の内容にしていきたいと思います。
1.頭痛と首の痛みを引き起こす筋(部位別)
ここでは頭痛と首の痛みを引き起こす筋を挙げています。
対象となる筋のトリガーポイントが引き起こす痛みを部位別にまとめています。
頭頂部の痛み
●胸鎖乳突筋
●板状筋
頭頂部=頭のてっぺんであるにもかかわらず、痛みの原因は胸鎖乳突筋など首の筋肉なんです。
意外な部分から痛みを受けるんですね。
前頭部の痛み
●胸鎖乳突筋
●頭半棘筋
●頬骨筋
●上唇挙筋
●前頭筋
頭の前面=おでこですが、ここもおでこ以外の部分からのトリガーポイントが原因のようです。
あまりおでこが痛くなることはないかと思いますが、、、
こめかみ部分の痛み
●僧帽筋
●胸鎖乳突筋
●側頭筋
●頸板状筋
●後頭下筋群
●頭半棘筋
こめかみの痛みは頭痛持ちの方では非常に多い部分ではないかと思います。
以前頭痛持ちの方(女性)から、「頭が痛いからこめかみを思いっきりつかんでくれ!」っていわれたことあります。
そうすると楽になるからと・・
もっと違う部分をアプローチしてあげればよかったと思うこの頃です・・・
目の痛み
●胸鎖乳突筋
●側頭筋
●頸板状筋
●咬筋
●後頭下筋群
●後頭筋
●眼輪筋
●僧帽筋
目の痛みに関わる筋は非常に多いですね。
咬筋や側頭筋があることから、よく歯を食いしばる人なんかは目の痛みが出やすいんじゃないかと想像できますね。(咬筋や側頭筋は咀嚼筋であるため・・・)
副鼻腔の痛み
●胸鎖乳突筋
●咬筋
●外側翼突筋
●眼輪筋
●頬骨筋
●上唇挙筋
鼻の奥の痛みですが、蓄膿かと勘違いしそうですよね。
蓄膿も臭いと共に痛みも感じますよね。
ここも咀嚼筋が関わっていますね。
鼻の奥が痛む人は意外と夜間寝ているときに歯を食いしばっているのかもしれませんね。
ストレスを感じててリラックスできていない場合とか歯を食いしばりがちですよね。
耳と顎部の痛み
●外側翼突筋
●内側翼突筋
●咬筋
●胸鎖乳突筋
●僧帽筋
耳と顎の痛みは、ほぼ咀嚼筋ですね。
やはり噛み締める人は咀嚼筋にトリガーポイントができやすいんでしょうね。
舌の痛み
●胸鎖乳突筋
●内側翼突筋
●顎舌骨筋
舌の痛みはなかなか聞いたことがありませんが、意外とトリガーポイントが原因のこともあるんでしょう。
歯の痛み
●側頭筋
●咬筋
●顎二腹筋
●頬筋
歯の痛みも意外ですよね。
虫がじゃないの!?と・・・
「虫歯っぽくない歯茎の中が痛む感じがする」なんかの痛みは上記の筋のトリガーポイントが影響している可能性がありますね。
喉の痛み
●胸鎖乳突筋
●内側翼突筋
●顎二腹筋
●頸長筋
●頬筋
●広頸筋
喉の痛みも意外ですよね。
風邪でしょ!と思いがちですが、扁桃腺の腫れなどが見当たらない場合は、トリガーポイントが原因の可能性がありますよ!
側頸部の痛み
●内側翼突筋
●胸鎖乳突筋
●肩甲挙筋
●顎二腹筋
首の横の痛みは比較的痛む部位にトリガーポイントがあるようですね。
後頭部の痛み
●僧帽筋
●胸鎖乳突筋
●頭半棘筋
●頸板状筋
●後頭下筋群
●顎二腹筋
●側頭筋
後頭部の痛みも頭痛持ちの人の訴えで多い部位ではないでしょうか?
後頭部は目の動きとも関連がありますが、眼輪筋のトリガーポイントなどは影響しないようですね・・・
しかし後頭部の痛みに関わる筋は多いですね。それだけ痛む場所ということでしょう。
後頸部の痛み
●僧帽筋
●頸部の多裂筋
●回旋筋
●肩甲挙筋
●頸板状筋
●棘下筋
首の後ろの痛みに関しては、単体では生じない印象です。
後頭部の痛みと合わせて生じているとか、そんな印象ですね。
2.頭痛と首の痛みに関連する筋の一覧表
上記で説明した部位別のトリガーポイントを一覧にしてまとめています。
図:部位別トリガーポイント一覧表
この図を見ると、頭痛や首の痛みに大いに関わっている筋が見えてきますね。
それは「胸鎖乳突筋」になります。
その他、僧帽筋や板状筋、後頭下筋群なども関わりとしては多いですが、胸鎖乳突筋が圧倒的になりますね。
このことから、頭痛や首の痛みがある場合、胸鎖乳突筋をチェックすることは優先順位として高くなるのではないかと思います。
3.胸鎖乳突筋について
胸鎖乳突筋にトリガーポイントが形成されたときの症状
①関連通
②平衡感覚障害
③視覚障害
④全身の症状
胸鎖乳突筋にトリガーポイントが形成されると、重量感覚の認識障害、前頭部の冷や汗、鼻腔や喉などの粘液分泌過剰などが挙げられます。
それにより、鼻づまり・鼻水・痰・慢性の咳・花粉症や風邪が頻発することになります。
つまり、最近多くの人が訴える「花粉症」でさえもトリガーポイントが影響している可能性があるということですね。
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