リハビリに活かす”内臓”の解剖学

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健康関連
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こんばんは。

kabosuです。

 

 

今回は

内臓について

書いていきます。

 

 

皆さんは内臓の異常を感じたことはあるでしょうか?

□胃もたれがする

□吐き気がする

□お腹がギュルギュル鳴っている

□お腹が痛くなる

□息苦しく感じることがある

□腰が主だるいときがある

 

このように様々な内臓系の症状は皆さんも経験したことがあるのではないでしょうか?

 

ちなみに、私はよくお腹を壊します。

なので、お腹が痛くなったり、ギュルギュル鳴ったりお腹を下したり・・・

 

内臓の不調があると、その日を元気に過ごす力がなくなりますよね。

 

内臓の問題をどのように考えていくかによって大きく変わってきますが、

内臓に不調がある人は姿勢が悪くないでしょうか?

イメージとしては、お腹を押さえて身体を丸めたような姿勢です。

 

このような姿勢って内臓にとってもいい状態ではないですよね。

つまり身体を丸めたような姿勢になると、お腹がつぶれるような形になるので各臓器間のスペースはかなり狭くなります。

 

そして通常の内臓の位置より下垂した状態となります。

これを分かりやすい例で言うと”胃下垂”ですね。

 

このように姿勢と内臓の関係性というのは案外深いものがあります。

 

そこで、今回は姿勢から内臓の異常を考え、

どのような姿勢が良いのかを考えていきたいと思います。

 

そこで今回は、

「内臓の解剖学」

から記事にしていきたいと思います。

 

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内臓の解剖について

内臓学として扱う器官系に関しては、大きく分けて

・消化器系(胃や腸など)

・呼吸器系(気管や肺など)

・泌尿器系(腎臓や膀胱など)

・生殖器系(子宮や卵巣、精巣など)

・内分泌系(膵臓など)

の5種類に分かられます。

 

①中空性器官と実質性器官

内臓の構造には2種類あります。

内部が”空洞”になっているか、”詰まっている”かですね。

 

大体、

空洞になっているのは”消化器官”なんかで食物が口から入って排泄されるまでのルートですね。

逆に詰まっている内臓は、その周囲で代謝や吸収などを行っています。

 

□中空性器官:内部が空洞になっている器官のこと。

食道・胃・腸・気管・卵管・精管・尿管など・・・

□実質性器官:内部が固有の組織で充実している器官のこと。

肝臓・膵臓・脾臓・腎臓・精巣・卵巣・副腎など・・・

 

②内臓は”膜”で覆われている部分と覆われていない部分がある

内臓は腹膜という”膜”で覆われている部分と覆われていない部分があります。

ただし、各臓器が1つ1つが明確に区別されているわけではなく、臓器によっては腹膜を出入りしているものもあります。

(例:大腸の横行結腸とS状結腸は腹膜”内”器官とされ、上行結腸と下行結腸は腹膜”外”器官とされている)

プロメテウス解剖学アトラス 胸部/腹部・骨盤部第2版 より引用

上記のように、臓器のほとんどは”腹膜”という膜に包まれていることがわかります。

漢字ばかりでわかりにくいとは思いますが、

腹膜に覆われていない臓器があるのは背部(腹膜後器官)と下部(腹膜下器官)の2つだけですね。

腎臓や膵臓は腹膜後器官に当たりますから、かなり背面に位置しているというわけです。

 

確かに、腎臓は腰痛と関連すると言われていますから背面にあるのは納得です。

膵臓に関しては、膵臓がんは見つかった時には手遅れなことが多いと言われています。これは背面に位置し、しかも胃の裏側に位置しているからという理由もあるのでしょうかね。

 

少しイラストを診てイメージを養いましょう。

□腹膜内器官

プロメテウス解剖学アトラス 胸部/腹部・骨盤部第2版 より引用

腹壁を切開すると”大網”と呼ばれるエプロン上の腹膜のヒダが現れます。

この大網は胃の大弯から垂れ下がり横行結腸の前面を覆っています。

 

プロメテウス解剖学アトラス 胸部/腹部・骨盤部第2版 より引用

大網とそれが付着した横行結腸を上方に反転した状態です。

小腸(空腸・回腸)が大半を占めています。

左側に映っている濃い茶色の組織が大腸(上行結腸)になります。

 

プロメテウス解剖学アトラス 胸部/腹部・骨盤部第2版 より引用

胃・小腸を取り除いた状態です。肝臓も上方に反転しています。

 

□腹膜外器官

プロメテウス解剖学アトラス 胸部/腹部・骨盤部第2版 より引用

腹膜内器官をすべて取り除き、腹膜腔の後壁を現した状態です。

 

プロメテウス解剖学アトラス 胸部/腹部・骨盤部第2版 より引用

腹膜の外の器官になります。(女性の腹部になります)

 

側面からの内臓の配置

プロメテウス解剖学アトラス 胸部/腹部・骨盤部第2版 より引用

 腹膜腔は基本的に閉鎖された空間で、内面は壁側腹膜で覆われ、外は腹膜外腔で囲まれています。

腹膜外腔は、外側・前方・上方が狭い隙になっています。

 

【まとめ】

□内臓には中空性器官と実質性器官に分けられる

□内臓は多くは腹膜に覆われている

□腹膜に覆われていない臓器もある

□不調の訴えで多い消化器系はほとんどが腹膜に覆われている

 

まとめ

今回は、内臓の解剖学に関して書いていきました。

筋肉や関節と違って、””触れないイメージ”が勝手に出来てしまっている気がする内臓・・・

 

ですが、解剖学を学んでいくことで内臓の位置関係や深さを知ることができます。

そのイメージで人の身体を触ることで、より明確な触診技術が身についてくると思います。

 

また、内臓というと、臓器一つ一つの機能が複雑すぎるため内臓単体で物事を考えてしまいがちになると思います。

しかし臓器一つ一つはそれぞれ関連し合って身体の機能を維持しているわけです。

そういった点は生理学なんかを勉強していくことでより理解が深まっていきます。

解剖学的にも多くの臓器は”腹膜”という膜に覆われており、一つ一つの臓器が適当に位置しているわけではないことがわかります。

 

このように、勉強していくことで”わかること”が増えてくるのを実感できますね。

今後ともまじめに勉強はするべきですね笑

 

今回はこの辺で終わります。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

この記事の続きはこちらをご覧ください。

良い姿勢をとれば内臓もきれいになる

でっぱりお腹の解決方法と内臓の不調を改善するための姿勢の取り方

それでは!

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