腰方形筋の痛みの原因は「中腰の姿勢」であり中途半端な姿勢が一番悪い

当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています。
腰の痛み
スポンサーリンク

こんばんは。

KABOSUです。

 

今回は腰痛の原因としてよく挙げられる”腰方形筋”について迫っていきます。

 

腰痛にはいくつもの原因があります。

●身体の使い方

●悪い姿勢

●運動パターン

●ケガ

●事故

などなど・・・

 

そして、その原因により酷使されるのは、

□筋肉

□骨・関節

□その他組織(靱帯・神経など・・・)

になります。

 

つまり、痛みの原因は突き詰めれば組織の問題ともとれます。

あとは、脳の問題や情緒的な問題etc・・・

 

その中で、腰痛の原因となる組織の一つである筋にスポットを当てると、”腰方形筋”の影響は比較的大きいものになります。

 

今回はこの腰痛に関連する筋の中で候補に挙がる確率の高い”腰方形筋”について記事にしていきます。

 

 

「腰方形筋が痛む原因」と腰方形筋がどのように腰痛に関わっているのか」について紹介していきたいと思います。

 

それではよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

スポンサーリンク

1.腰方形筋って?

腰方形筋は人体の背部に位置しています。

肋骨と骨盤の間に位置し、左右に2つ存在します。

腰方形筋って意外と酷使される筋肉であり、疲れやすい筋でもあります。

 

腰方形筋の位置関係

腰方形筋は”身体の背部”に位置します。

とはいっても背筋群よりは前方に位置する形なり、どちらかといえば深層筋になります。

 

図:腰方形筋の走行

 

腰方形筋を触知する場合は、脇腹からコンタクトしていきます。

 

背部からであれば脊柱起立筋が邪魔をして触り分けができません。

 

 

 

腰方形筋の作用

腰方形筋は、骨盤と肋骨の間に位置しています。

間にある腰椎にも付着をもちます。

 

このことから、腰方形筋の作用は以下の通りになります。

 

●骨盤の引き上げ

 

●腰椎を同側に曲げる(片側が収縮した場合)

 

●腰椎の伸展・腰を反らす(両側が収縮した場合)

 

●体幹の側屈(荷重位の場合)

 

などが挙げられます。

 

片側の腰方形筋に異常がある場合は、

側彎になったり、脚長差が生じる可能性があるということですね。

 

脚長差が生じると立ち姿にも影響を及ぼします。

 

 

 

腰方形筋と連結のある組織

腰方形筋は腰背部に位置する筋であり、身体の中心部に存在します。

当然、様々な動きに関与してくるわけですが、関連する組織も中々重要な組織ばかりです。

 

大腰筋

図:大腰筋

 

股関節の屈筋として作用するとと共に、腰椎の安定化に寄与すると言われている大腰筋。

どちらかといえば、股関節の運動に関与するよりも、腰椎の安定化への貢献度の方が高いとも言われています。

 

この大腰筋ですが、付着は腰椎部になるわけで、腰方形筋とも連結を持つといわれています。

 

大腰筋も隠れた腰痛筋と言われており、しつこい腰痛には大腰筋へのアプローチで寛解することも少なくありません。

 

 

横隔膜

図:横隔膜

 

横隔膜は、呼吸筋として機能する反面、体幹の安定化にも寄与しています。

体幹のインナーマッスルの一つに挙げられ、腹圧を高める為に貢献します。

 

腰方形筋は腰椎や下位肋骨を介して横隔膜と連結しています。

横隔膜と筋連鎖することで横隔膜下制が起こり、ドームが平坦化します。 結果的に腹腔内圧上昇、胸郭拡張が起こります。

 

このことから、腰方形筋は呼吸とも関連があるといえます。

 

 

腎臓

図:腎臓の位置関係と周囲の筋の走行

プロメテウス解剖学 コア アトラス 第3版 より一部改変し引用

 

腎臓は構造上、上記3つの筋(腰方形筋・大腰筋・横隔膜)と隣接しています。

故に、腎盂腎炎などの炎症により腎臓が腫れることで上記3つの筋に刺激が入るとされています。

 

このことからも腎臓の異常で腰痛が生じるともされています。

※上記3つの筋は腰痛筋としても有名

 

 

2.腰方形筋に痛みを引き起こす原因は?

腰方形筋に痛みが起こる場合、多くは腰痛として症状が現れます。

 

では、その原因は何があるのでしょうか?

 

 

腰方形筋に痛みを引き起こす原因となる「動作パターン」

腰方形筋は骨盤を引き上げる作用があります。

 

腰方形筋は左右に存在します。

 

 

つまり、片方の腰方形筋が作用することで、片方の骨盤だけ挙上することになります。

 

この動きを身体の動きで見ていくと、

「片足に体重をかけて立つ姿勢」

と同じ状態になります。

 

要するに、「片足にだけ体重をかけて立つ」という動作パターンを学習してしまっている方は、無意識に腰方形筋に負荷をかけてしまっていると言えるわけです。

 

この状態が続けば、「背骨が曲がる側彎」をきたすこともあるため注意が必要です。

 

 

腰方形筋の痛みを引き起こす原因となる「姿勢」

腰方形筋は、腰部に位置する筋肉になります。

 

位置関係的に、どの動きに対しても大体関与してしまう筋でもあります。

 

その中でも、よくに腰方形筋に負担をかけてしまう姿勢は「中腰の姿勢」になります。

 

 

よく中腰の姿勢でいると腰が痛くなる人がいます。

 

それはまさしく腰方形筋が影響しているわけです。

※同時に大腰筋が影響している場合もあります

 

同じように、「デスクワーク」も「中腰の姿勢」と同じような姿勢を取るため問題になります。

 

短時間であれば問題は無いのですが、常に同じ姿勢で長時間過ごしていると、

中腰の姿勢を同様に腰方形筋に負担をかけてしまいます。

 

 

姿勢の構造から見ていきましょう。

 

Embed from Getty Images

 

これはスポーツの一場面ですが、中腰になっており、しかも不安定な環境であるため余計腰部に負荷がかかります。

 

このように、中腰になると、腰方形筋は常に引き伸ばされた状態で保っていることになります。

 

筋肉は基本的に収縮するのが得意です。

逆を返せば、引き伸ばされるのには弱いということになります。

 

輪ゴムを例に例えるとわかりやすいです。

輪ゴムの耐久性は非常に高いです。何もストレスがかかっていない状況では半永久的に利用できます(保存状態に寄りますが・・・)

しかし、ずっと引っ張っていると徐々に劣化していきますよね?

何度も使用しているといつか切れてしまいます。

上記のように、筋肉も同様のように影響を受けます。

つまり”引き伸ばされること”は我々が思っている以上に負荷がかかるというわけです。

 

 

 

3.まとめ

今回は腰方形筋の痛みの原因を考えていきました。

腰方形筋自体に異常をきたすと腰痛の原因になります。

 

しっかり原因を理解して、事前に予防しておくことで腰痛を回避できる可能性があります。

 

また、現在腰痛に悩まされている方は、今回紹介したような動作パターン(習慣)や異常姿勢を取っていることが考えられるわけで、それを正すように意識することで腰痛も緩和される可能性が出てきます。

 

このように、腰痛は特別な治療をしなくても、一つのきっかけで緩和することも少なくありません。

 

自分自身の身体に対して小さな「気づき」を積み重ねて「痛みの予防」をしていけたらと思います!

 

それでは本日はこの辺で。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました