人工膝関節置換術

膝について

人工膝関節全置換術術後のROM改善の指標は?~いつまでにどれくらい曲がればいいの?~

TKA術後は、膝周囲の炎症と腫れにより痛みを訴える例が多いです。術後疼痛が原因で中々膝を曲げることでできず、術後の可動域獲得に難渋するケースも経験すると思います。こんな時、術後可動域の予測推移がわかれば、時期ごとに必要な獲得角度がわかるようになります。今回は、TKA術後の時期ごとの可動域の推移に関する文献をもとに術後必要な可動域を検討していきたいと思います。
膝について

TKA術後患者の2割は満足していない!?TKA術後の満足度を高めるために必要な介入とは?

「近年、人工膝関節置換術後患者において患者立脚型アウトカムを用いた評価が主流となっている」最近、このような意見を述べている文献を見かけます。TKA術後初期は熱感や腫脹により「足の置き場がない」とか「とても重たい」などの訴えが聞かれ、文献では2割の方が術後不満足に思っているという結果になっています。今回は、そういった「術後の満足度」を高める為に必要な評価についてシェアしたいと思います。
膝について

TKAが近年増加している理由は予後がいいからだけではない~手術を受けることで得られる効果を考える~

近年、膝の痛みを主訴に変形性膝関節症(膝OA)の診断を受ける方が増加しています。その背景には、高齢化社会や生活習慣などの問題が関わっています。膝OAは基本的に加齢とともに出現する退行変性の一つです。この膝OAですが、進行性あるが故に、初めはリハビリなどによる保存療法が適応されますが、最終的には膝関節そのものを入れ替える”人工膝関節置換術(TKA・UKA)”を行うことになります。
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