どうも。
ふ
kabosuです。
今回は、
自律神経について
書いていきます。
私は経験上、自律神経系の問題を疑うときは必ず胸郭の可動性を評価します。
自律神経系の問題といえば”ストレス”が大きく関わってくることはこれまでに説明してきましたね。
知らない人はこちらを!
ストレスといえば、”感情”が関わりますね。
・イライラする
・悲しい
・悩み
・恐怖
などなど・・・
身体の中で”感情”と関わりが強いのは”胸部”になります。
故に
胸郭の可動性が低下している=感情に異常が起こっている
と一つの仮説を立てることが出来るわけです。
この理由の一つに”チャクラ”という概念があります。
チャクラの話をすると、胸部は”ハートチャクラ”といわれており、「愛情や信頼」と関連があるとされています。
このハートチャクラは現代人が最も低下してそうな部位になりますね。
詳細はこちらをご覧ください。
明石さんという方が記事を書いているみたいですが、わかりやすくチャクラについてまとめられています。
チャクラの開き方・整え方のホントのとこ。スピだけではもったいない
今回はこのような背景の元に自律神経と胸郭の関係性とそれを運動により改善していく方法をまとめていきます。
1.自律神経系の問題とは?
自律神経は”良い”、”悪い”で判断されるわけでなく、
「どちらに傾いているからこのような反応になる」
といった形で判断されます。
※交感神経に傾いている、副交感神経に傾いている、など・・・
①自律神経は”交感神経”と”副交感神経”からなる
上記でも述べたように、
自律神経は交感神経と副交感神経の2種類からなります。
そして、自律神経が正常に働いているときというのは、
「両者がバランスよく機能しているとき」
となります。
イメージとしては、
「どちらにもすぐに移行できる状態」
という感じでしょうか。
自律神経は生命維持に関与しているわけですから、
例えば、
暑ければ汗をかいて体温をさげる反応を起こしたり、
自分の身に危険が来れば心拍数をあげて身体の反応速度を上げたり、
休息をしっかりとるために心拍数や体温を下げたり、
などなど、、、
交感神経と副交感神経が互いに協調して機能しているわけです。
そのため、この自律神経が異常をきたしている場合に何をもって判断するかですが、
「どちらかに極端に傾いた状態」
で判断していきます。
「極端に傾いた状態」
というか、
「傾いた状態から動けなくなっている状態」
と思った方がいいでしょうか。
自律神経は現在置かれている環境に大いに左右されます。
超極寒の地に裸で放り出されたら、確実に交感神経がハイになりますよね。
副交感神経に切り替わった時には死が迫ってくるわけですから・・・
こんな環境はまぁめったにないでしょうが、
軽微な刺激が積もり積もって気が付いたら
常に交感神経優位になっていた、もしくは副交感神経優位になっていた
なんてことは結構な率で起こっていると思われます。
このように問題なのは、
「自律神経の過剰な偏りとそこから脱却できなくなること」
であると言えます。
そして、このような問題を引き起こす最もな原因の一つが、
「ストレス」
です。
自律神経に異常をきたすと、感情のコントロールが困難になります。
突然泣いたり、
いつもイライラしていたり、些細なことで怒ったり、
などなど、、、
このような感情のコントロールが困難になる原因は、ストレスが関わっています。
故に「自律神経」と「感情」と「ストレス」は深いつながりがあると言えます。
②交感神経系の症状が問題となる
交感神経は胸椎・腰椎部に多く存在します。
頭蓋と仙骨は副交感神経支配になりますね。
交感神経系の異常が生じた場合、胸椎の可動性が極端に落ちます。
交感神経系の問題
□疼痛全般(特に腰痛・肩こり・頭痛など)
□めまいや吐き気
□いつもイライラしている(怒りっぽくなる)
□汗をかきやすくなる
□疲れやすい、免疫力が低下する
③副交感神経系の症状も意外とやっかい!?
副交感神経系が過剰に機能し、交感神経の働きが低下すると、以下のような症状が起こります。
交感神経が優位になると免疫力が低下すると言われており、副交感神経が優位になると免疫力は高まると言われています。
しかし、花粉症などのアレルギー症状は副交感神経が優位になりすぎると発症しやすくなると言われています。
やはり適度なバランスが非常に大切なんでしょうね。
副交感神経系の問題
□無気力になる
□感情の起伏がなくなる
□危機管理能力が低下する
□注意機能が低下する
□花粉症などのアレルギー症状が出る
2.自律神経と胸郭の関係性
ここでは自律神経と胸郭の関係性をまとめます。
①不定愁訴に加えて胸郭の柔軟性低下があれば自律神経系の問題も視野に入れる
□原因のはっきりしない痛みの場合
□はっきりした痛みでなく、限局的でなく広範囲にある痛みの場合
□痛みの原因が”不安”からくるものと予想される場合
などの症状がある場合、胸椎の可動性や胸郭そのものの柔軟性を評価します。
原因のはっきりしない症状(不定愁訴)がある場合、不安やイライラなどの”感情”が関わっていることが多いです。
その場合、胸郭の評価は必須になる可能性がありますね。
②胸郭の異常 考えられる原因
胸郭に柔軟性の低下がある場合、以下のような原因が考えられます。
□呼吸の問題
□姿勢の問題
□ストレス
ここで挙げた3つの内、”ストレス”は他の因子は同列にはなりませんが、今回は一つの原因として挙げるため同列にしています。
実際は、
・姿勢や呼吸が原因で精神的ストレスが増加する
・精神的ストレスにより姿勢の変化や呼吸が浅くなる
など、ストレスが原因で姿勢や呼吸に異常をきたしたり、またその逆が生じるといった形になります。
このようなストレスとそのほかの因子は、「原因と結果の関係性」にあることがわかります。
□呼吸の問題
皆さんは普段の呼吸を意識したことありますか?
・・・。
よっぽど身体を気にしている人でない限りそこまで意識したことはないと思います。
じゃあ少しイメージしやすく、
・今までにキレたことありますか?
・今までにものすごい恐怖を感じたことありますか?
あるのであれば、
その時の呼吸はどうでしたか?
たぶん、呼吸数が極端に増えて、一回の呼吸が短くなっていたのではないでしょうか?
このような状態は身体がストレスを受けている状態といえます。
ストレスが慢性的にかかって呼吸の異常が起こると、
キレたり、
恐怖を感じなくても、
自然に呼吸が短くなっています。
自分が気付かない程度に、、、
キレた時や恐怖を感じた時は、それが過ぎ去ったときに深いため息をつきますよね?
その時に呼吸の深さを実感しますよね?
でもストレスを感じていつの間にか呼吸が短くなっていった場合、
「ゆっくり息を吐くこと」を身体が忘れてしまっているわけです。
これが胸郭を硬くする原因の一つになります。
胸郭は横隔膜や肋間筋など呼吸筋の付着があり呼吸により可動します。
そのため、呼吸が浅くなれば、これら呼吸筋の収縮力も低下するということです。
□姿勢の問題
姿勢によって胸郭の可動性が制限するとしたら、
「猫背」
の姿勢ではないでしょうか。
猫背になると前かがみになりますね。
呼吸の話と被りますが、深呼吸をするときはどうでしょう?
思いっきり身体を反らせて胸を開くように息を吸いますよね。
先程も呼吸が浅くなれば胸郭の可動性も落ちるといいました。
ということは、
「猫背」になって胸が開かなくなれば、呼吸が浅くなり結果として胸郭の可動性が低下してしまうといったことになります。
胸が開いているかどうかで見た目が大いに変わってくるものでもあります。
見た目とは、”内向的”か”外交的”かです。
チャクラの話でもありましたが、胸部は「愛情や信頼」と関わりがあります。
愛情が強い人や信頼することができる人、信頼出来る人に猫背の人はいないと思います。
やはり胸が開いてエネルギーに満ち溢れているような人が「愛情や信頼」を持ち合わせていると思います。
□ストレス
ストレスに関しては、今までの流れから少し脱線するかもしれませんが、
皆さんはストレスを極度に感じるとどうなりますか?
「ストレスが胃にくるわー」なんて人も多いのではないでしょうか?
多くの場合、ストレスを慢性的に感じていると身体は屈曲方向に傾きます。
要するに猫背傾向になるということです。
そりゃストレス感じてるのに、胸張ってルンルンで歩いている人は見たことありませんもんね。
逆にストレスの発散のために背伸びなんかで胸を開く人はいるでしょう。
こう考えれば背伸びは現代社会において非常に大事な作業の一つといっても過言ではないかもしれませんね。
と、まぁ話を戻しますが、
ストレスを感じる⇒猫背傾向になる⇒呼吸が浅くなる⇒胸郭の可動性が低下する
といった流れが完成します。
このように、ストレスや姿勢、呼吸など相互に絡みあって胸郭の可動性低下を引き起こしているということがわかります。
③自律神経の異常による胸郭の硬さがあることで何が問題となるか
胸郭が硬さがあると以下のような症状が出てきます。
●身体機能面
□腰痛
□慢性的な肩こり
□すぐに息が上がる(易疲労性)
□呼吸が浅くなる
□猫背になる(現代に多い)
●メンタル面
□情緒不安定になっている
□ささいなことで怒りだす
□ふさぎ込みがちになる
□やる気が起きない
などが挙げられます。
この自律神経が原因で生じる胸郭の柔軟性低下に対する対処法に関してはこちらからご覧になれます。
それでは本日はこの辺で。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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