どうも。
KABOSUです。
最近はリフレクソロジーの記事が多くなっています。
前回、リフレクソロジーの中で重要になってくる反射区を4つ紹介しました。
そちらの記事が気になる方はご覧ください。
前回の記事を書く中で、反射区の一覧を先に示していないことに気づきまして、記事にすることを決めました。
リフレクソロジーでは、足裏以外にも、足の甲や踵周辺といった足部全体を治療対象とします。
リフレクソロジーでは「反射区」といったポイントを刺激していきます。
この反射区は、先ほども言いましたが足裏以外にも足の甲や踵周辺にも存在します。
今回は、その中でも足裏の反射区一覧を挙げていきたいと思います。
1.リフレクソロジーを始める前に足裏の区分け方法
足裏の反射区を探す際に、ある程度の目印は必要です。
そこで、大まかに足裏を4等分する方法をお伝えします。
図:足裏の区分け
足裏を区分けする際は、大きく3つのラインを引いていきます。
一つ目が「横隔膜ライン」、二つ目が「ウエストライン」、三つめが「骨盤ライン」になります。
●横隔膜ライン⇒母指球・小指球の下部を横切るライン
●ウエストライン⇒土踏まずの最も高くなる部分のライン
●骨盤ライン⇒土踏まずの終わりで踵の骨が始まるところのライン
上記のように3本のラインを引いていきます。
このラインを引くことが出来れば、ある程度の反射区の場所がつかめるようになります。
反射区一覧を覚える前にまずは、このラインを覚えるようにしましょう。
2.リフレクソロジーの反射区一覧
反射区一覧を見る前に、まずはリフレクソロジーは何ぞやと思われる方はこちらの記事をみてから下にお進みください。
腎臓-尿管-膀胱のラインの反射区
図:腎臓-尿管-膀胱の反射区
腎臓⇒尿管⇒膀胱の順に指を滑らせていきます。
老廃物を体外に排泄するために最も重要なラインになりますのでしっかり刺激していきます。
この腎臓-尿管-膀胱のラインを3回こするのを1セットとし、計3セット程度行います。
※刺激するテンポを変えていったりすると効果あり
大脳の反射区
図:大脳の反射区
足の親指の出っ張った部分が大脳の反射区になります。
この大脳の反射区を自身の親指を立てて刺激していきます。
※この辺はポイントが狭いので指を立てると刺激しやすいです。
頻度は3回こするのを1セットとして、計3セット程度行います。
※テンポを変えていったりすると効果があります
鼻の反射区
図:鼻の反射区
足の親指を4分割にし、その内上方が「鼻」の反射区となります。
片方の手で親指を固定し、反対の自身の母指を使って親指の頂点から下方にこするように刺激していきます。
鼻炎がある人なんかは痛みがあったり、ゴリゴリ・ブチブチがあったりします。
頻度は3回こするのを1セットとして、計3セット程度行います。
※テンポを変えていったりすると効果があります
脳下垂体の反射区
図:脳下垂体
親指のど真ん中が脳下垂体の反射区になります。
片方の手で親指を固定し、反対側の母指でポイント刺激を加えていきます。
刺激を加えるとき、自身の指を立ててより刺激が入りやすいようにします。
ゆっくり指で刺激していき、ある程度深く刺激したらゆっくり戻します。
これを3回ほど実施していきます。
前頭洞の反射区
図:前頭洞の反射区
親指の付け根が前頭洞の反射区になります。
前頭洞は鼻の奥の部分で鼻炎や蓄膿など鼻関係の症状と関係があります。
刺激は、自身の母指を立てた状態で足の親指の付け根を刺激していきます。
頻度は、3回こするのを1セットとして、計3セット程度行います。
※テンポを変えていったりすると効果があります。
三叉神経の反射区
図:三叉神経
足の親指を4分割にし、その外上方が「三叉神経」の反射区となります。
三叉神経は、眼神経、上顎神経、下顎神経の3本の大きな枝に分かれます。
目の問題や噛み合わせなどの問題で反応があります。
頻度としては、3回こするのを1セットとして、計3セット程度行います。
※テンポを変えていったりすると効果があります。
小脳の反射区
図:小脳の反射区
足の親指を4分割にし、その外下方が「小脳」の反射区となります。
頻度としては、3回こするのを1セットとして、計3セット程度行います。
※テンポを変えていったりすると効果があります。
首の反射区
図:首の反射区
親指と足裏の間の部分が首の反射区になります。
この親指の付け根を真横に刺激していきます。
イメージとしては、親指と人差し指の間からしっかり回り込むように刺激していきます。
頻度としては、3回こするのを1セットとして、計3セット程度行います。
※テンポを変えていったりすると効果があります。
目・耳の反射区
図:目と耳の反射区
足の親指以外の4指は目と耳の反射区になります。
それぞれの指を指の根元から指先に向かって自身の指で刺激していきます。
頻度としては、3回こするのを1セットとして、計3セット程度行います。
※しっかり一つ一つの指を絞り取るように刺激すると効果的です。
胸鎖乳突筋の反射区
図:胸鎖乳突筋の反射区
足の小指側の小指球あたりが胸鎖乳突筋の反射区になります。
頻度としては、3回こするのを1セットとして、計3セット程度行います。
※テンポを変えていったりすると効果があります。
僧帽筋・肺・気管支の反射区
図:肺・僧帽筋の反射区
親指以外の4指の付け根が「僧帽筋の反射区」になり、その下側が「肺・気管支の反射区」になります。
刺激は、人差し指の部分から小指に向かって横のラインを意識して指で押していきます。
頻度としては、3回こするのを1セットとして、計3セット程度行います。
※テンポを変えていったりすると効果があります。
甲状腺の反射区
図:甲状腺の反射区
甲状腺の反射区は足の親指と人差し指の間から始まります。
そして、そのまま足の母指球のまわりを縁取るように下方に抜けていきます。
頻度としては、3回こするのを1セットとして、計3セット程度行います。
※テンポを変えていったりすると効果があります。
副甲状腺の反射区
図:副甲状腺の反射区
副甲状腺の反射区は、足の母指球全体となります。
先程の甲状腺の反射区で囲まれた中の部分になりますね。
母指球をまんべんなく刺激していきます。
頻度としては、3回こするのを1セットとして、計3セット程度行います。
※テンポを変えていったりすると効果があります。
副腎の反射区
図:副腎の反射区
副腎の反射区は「腎臓の反射区」とほぼ同じ場所に位置します。
ただし、位置は腎臓と同じでも刺激の方向が”上方向”に刺激していきます。
また、腎臓の反射区は尿管に向かって流していくように刺激するのに対し、副腎の反射区はピンポイント刺激であり、”流すイメージ”よりも”深く押し込むイメージ”で刺激していきます。
ゆっくり指で刺激していき、ある程度深く刺激したらゆっくり戻します。
これを3回ほど実施していきます。
胃・膵臓・十二指腸の反射区
図:胃・膵臓・十二指腸の反射区
土踏まずにある反射区には、主に消化器系と関わりのある臓器が存在します。
反射区の順番としては、上から「胃」・「膵臓」・「十二指腸」となります。
3つの反射区はすべて腎臓の反射区から始まります。
一つ一つ丁寧に土踏まずの内側まで刺激していきます。
頻度としては、3回こするのを1セットとして、計3セット程度行います。
※テンポを変えていったりすると効果があります。
心臓の反射区
図:心臓の反射区
心臓の反射区は「左足のみ」となります。
※写真は右足の場合になりますので注意・・・
心臓の反射区は横隔膜のライン上にあり、「腎臓の反射区の外側」に位置します。
※母指球-小指球の下部のラインを”横隔膜ライン”、土踏まずの頂点を”ウエストライン”、踵の手前を”骨盤ライン”として考えています。
心臓の反射区もポイント刺激となります。
ゆっくり指で刺激していき、ある程度深く刺激したらゆっくり戻します。
これを3回ほど実施していきます。
脾臓・肝臓の反射区
図:脾臓・肝臓の反射区
脾臓・肝臓の反射区は同じ場所にあります。
ただし、「右足は肝臓の反射区」、「左足は脾臓の反射区」と左右で違いがあります。
※肝臓は身体の右側に位置し、脾臓は左側に位置することから、リフレクソロジーの反射区も同様になっています。
先程の「心臓の反射区」を目安にポイントを探していきます。心臓の反射区の指1~2本分下方に肝臓・脾臓の反射区が存在します。
この反射区もピンポイント刺激になります。刺激はやや外側に向かって行います。
ゆっくり指で刺激していき、ある程度深く刺激したらゆっくり戻します。
これを3回ほど実施していきます。
小腸~大腸の反射区
図:小腸~大腸の反射区
小腸から大腸の反射区に関しては、”ウエストライン”から”骨盤ライン”の間を刺激していけばOKです。
小腸の反射区は大腸の反射区に囲まれた部分を内側に向かって横方向に刺激していきます。
大腸の反射区に関しては、少しややこしいです。
大腸も身体の解剖に沿って足の反射区が決められています。
解剖学上、上行結腸~横行結腸の途中までは身体の右側に位置し、横行結腸の後半~下行結腸・S状結腸は身体の左側に位置します。
これをそのまま足の反射区に当てはめていきます。
そうすると上記の図のような配置になってきます。
右足の場合は、”骨盤ライン”から上行結腸を意識して足の指に向かって刺激していき、”ウエストライン”で方向を横に変え、土踏まずの方に向かって刺激していきます。
左足の場合は、”ウエストライン”で土踏まずの内側から開始し、端まで行ったら下方に方向を変え”骨盤ライン”まで下行したら、再度”骨盤ライン上”を内側に向かって刺激していきます。
大腸に関しては少しややこしいですね・・・
生殖器の反射区
図:生殖器の反射区
生殖器の反射区は踵全体となります。
この生殖器の反射区は腰の反射区ともいわれており、腰痛にも効果があります。
生理不順や腰痛がある場合、踵を指で刺激するとゴリゴリ・ブチブチを感じられると思います。
刺激の方法は、自身の親指を立てた状態で横方向に滑らしていきます。
出来るだけ広く刺激していきます。
頻度としては、3回こするのを1セットとして、計3セット程度行います。
※テンポを変えていったりすると効果があります。
以上が足裏の反射区一覧になります。
2.まとめ
今回は、足裏の反射区の一覧をまとめていきました。
足裏だけでも多くの反射区があることがわかると思います。
この反射区を基本的には、つま先から踵に向かって(頭部から下半身の反射区)刺激を加えていくようになります。
つまり、上から下に流していくように刺激していくってことです。
自分自身に行うときはなかなかすべての反射区を刺激することは困難になりますので、気になった反射区を刺激することをおススメします。
腰痛があれば踵をしっかり時間をかけてマッサージするなど・・・
他にも、指で刺激するのが大変だという方は、ゴルフボールを足裏で転がすのもおススメです。
例えば、消化器系の不調がある場合(胃もたれなど)は、ゴルフボールを使って土踏まずをゴリゴリマッサージすると反射区の刺激になりますよ。
このように、リフレクソロジーの反射区を一通り覚えておくと身体の不調があったときに自身で対応することができるようになるのでおススメの治療法になりますね。
それでは本日はこの辺で。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!!
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