東洋医学の”証”とは?5つの不調のタイプとタイプごとの注意点と運動方法

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東洋医学
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どうも。
KABOSUです!!

 

 

今回も

東洋医学について

書いていきます。

 

前回は

●熱証なのか

●寒証なのか

をチェックする方法を書いていきました。

 

あなたはどちらのタイプだったでしょうか?

東洋医学の”熱証”と”寒証”をわかりやすく解説!!

 

今回は、気血水の視点から、身体が置かれている状況を5つのタイプ(証)に分けてまとめていきます。

それぞれのタイプで、問題は違ってきます。

故に対処方法も異なるということですね。

運動が良いのか?リラックスできるものが良いのか?

など選択肢は様々であるため身体のタイプがわかると対処法もわかりやすくなりますね。

 

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1.証とは?

 

前回の記事からですが、

”証”

という言葉が東洋医学ではよく出てきます。

 

まず初めにそこから調べていきます。

 

証(しょう、あかし)は中医学・漢方医学の治療指針となるべくもので、西洋医学で言うところの病名(診断名)に相当するものである。一般的に、証は弁証といわれる、脈診、問診、触診などから導き出され、病の状態を現す。中医学・漢方医学では、この方法によって導き出された証に基づき、鍼灸・漢方の治療方針を決定する。様々な流派があり、それぞれにおいて弁証方法は若干異なる。

現在、日本漢方界においては「病名(診断名)=処方」「1症状=処方」が一般的な病院において普及しているが、弁証を重視する流派からは、これは中医学・漢方医学の本来の治療指針からは大きな誤りであり、誤治の起こる危険性を懸念する声も高く、また誤治を起こすと副作用として処理することに対し、遺憾であるとの声も根強い。

引用:Wikipedia

要するに、

証=診断名

と判断していいかと思います。

 

他の参考書などでは、

証=その人の不調や全身の状態

 

と記されています。

 

同じような感じですが、

 

西洋医学と違って、なんとなく感のある(悪い意味ではない)東洋医学の場合、

証=その人の不調や全身の状態

 

こっちのほうがしっくりくる感じがします。

 

前回の記事でも

●熱証

●寒証

と二つの証が出てきました。

 

これ以外にも

●実証

●虚証

といった用語もあります。

 

このように”証”という言葉は東洋医学では

頻繁に使われるワードなので理解しておく必要がありますね。

 

 

2.体が置かれている状況をチェック ~5つのタイプ(証)を知ろう~

 

ここからは、さらに細かく身体が置かれている状況をチェックしていきます。

①気虚

 

「生命力に乏しい典型的な虚弱体質の人」

 

●生命エネルギーである”気”が不足しているタイプ。

●内臓や免疫機能を働かせる”気”の不足から、疲れやすくて胃腸の働きが悪く、風邪をひきやすい虚弱体質に。

●”気”は体を温めるため、冷え性にもなりやすい。

●汗をかきやすく、女性の場合は月経中に下痢をしやすく、月経の量が多くて色が薄い傾向にある。

舌の色が薄く、白っぽくなっている

 

●対処法としては、

過労や冷えることを避け、十分な睡眠をとることが大切になる。

また、補気作用のある穀物や鶏肉、キノコ類を食べるもの勧められる。

 

【気虚はこんな人】

□疲れやすく気力に乏しい

□朝起きるのが苦手で、すぐに眠くなる

□立ちくらみがある

□胸がドキドキしやすい

□風邪をひきやすい

 

【リハビリ的視点】

●耐久性が低く、運動に対する意欲は低い

●低負荷での有酸素運動がおススメ

 

 

②気滞

 

「”気”の巡りが悪く、すぐにイライラする人」

 

●”気”が停滞し、体内での巡りが悪くなっているタイプ。

●イライラしていて怒りっぽいのが特徴。

●長時間ストレスにさらされることで起こすケースが多い。

ハリや痛みを引き起こすことが多く、ガスがたまってお腹が張る、女性は月経前に乳房や下腹部が張るなどがみられる。

●ストレスが強いと痛みも増大しやすい。

●頭に気が巡らなくなると、めまいを起こすこともある。

 

●対処法としては、

運動をしたり、ジャスミン茶など香りのいいお茶を飲んだりすることである。

 

【気滞はこんな人】

□イライラしていて怒りっぽい

□お腹が張る、月経前に胸が張る

□のどに異物感がある、胸がつかえる

□げっぷやガスが出やすい

□下痢と便秘を繰り返している

 

【リハビリ的視点】

●頭に血が昇りやすく、身体に対する指導に対していい反応が得られない

●下肢中心の筋力訓練がおススメ

 

 

③血虚

 

「肌ツヤ、顔色の悪い栄養不足タイプ」

 

●体中に栄養を届ける”血”が不足したタイプ。

●血色が悪く、立ちくらみや手足のしびれなどが起こりやすい。

●栄養不測から髪や皮膚は乾燥し、爪も割れやすくなる。

舌の色が薄く、白っぽくなっている

●不眠や不安感なども血の不足から起こる症状と考えられる。

●出産や手術で大量の血を失った後は、ほぼ血虚になる。また、月経がある女性もなりやすい。

 

●対処法しては、

血を養うには十分な睡眠と「補血」作用のある食べ物を積極的に摂取することが有効とされる。

 

【血虚はこんな人】

□肌や髪につやがなく、乾燥している

□手足に引きつりや痺れを感じる

□不安感が強く、夜なかなか寝付けない

□便が乾燥して硬い

□めまいがして疲れやすい

 

【リハビリ的視点】

●不安感が強いため、問題点への介入の前にメンタルケアから。

●低負荷での有酸素運動や全身運動がおススメ

 

 

④水毒

 

「水の巡りが悪く、むくみやすいタイプ」

 

●水の代謝が悪くなり、体内に過剰にたまっている状態。

●「水を飲んでも太る」とは、まさしくこのタイプである。

●体が重く、だるくなるのが特徴。

●手足がむくみやすく、尿がすっきり出ず、さらに量が少ない。

●または、嘔吐やめまいを起こしやすく、雨の多い梅雨時期になると具合が悪くなりがちとなる。

舌の縁にギザギザとした歯の痕がついている

 

●対処法としては、

紅茶・プーアル茶・ウーロン茶・コーヒーなどの「利尿作用」のあるものを摂取するなどが挙げられる。

冷たいお茶は逆効果であるため注意が必要。

 

【水毒はこんな人】

□むくみがある

□胃からチャポチャポとした水音がする

□雨の多い季節は具合が悪くなる

□太り気味でやせにくい

□痰や唾が良く出る

 

【リハビリ的視点】

●心臓や腎臓への負担増大が考えれる

●中等度以下での有酸素運動、下肢の筋力訓練がおススメ

 

 

⑤瘀血

 

「血の巡りが悪い循環不良タイプ」

 

●”血”の巡りが遅い、または停滞している状態。

●気虚や血虚、気滞が原因となって瘀血につながるケースもある。

●皮膚は黒ずみ、かさついている。

●顔色はどす黒く、目の下のクマが目立つ。

舌の裏側の血管がどす黒くなっている(舌の裏側の静脈の怒張を確認する)

●頭痛や月経痛などの痛みが強く現れるのも特徴。

●血が滞って起こる疾患(心筋梗塞。脳卒中など)のリスクが高い。

●瘀血の大敵は”冷え”である。

 

●対処法としては、

体をよく温めたり、運動したりすることが肝要である。

また血を巡らせるショウガや玉ねぎ、青魚、緑黄色野菜などの食べ物の摂取がお勧めである。

 

【瘀血はこんな人】

□クマ、くすみ、シミが多い

□肌がどす黒く、黒ずんでいる

□女性なら月経痛がひどい

□冷えや肩こりがある

□頭痛などの痛みが強い

 

【リハビリ的視点】

●循環が悪いため血圧のチェックなどに気を付ける

●ストレッチや菓子の筋力訓練、中等度以下での有酸素運動がおススメ

 

 

3.まとめ

 

今回は、前回の記事から引き続きで、身体に起こる5つの不調のタイプをまとめていきました。

この5つの不調タイプの中で最も気を付けたいのは、”瘀血”タイプになります。

 

瘀血は血の巡りが悪い状態を示します。

血の巡りが悪くなると、心筋梗塞や脳梗塞のリスクなどが高まります。

つまり、病気になりやすい状態と言えます。

 

瘀血のチャックは舌診で簡単にわかりますので、是非一度確認してみるといいと思います。

チャック方法は、上記の中でも書きましたが、

「舌の裏の静脈の色」を見ていきます。

 

舌の裏の血管が、く”かつどす黒くなっていれば(POINT)血流が悪くなっていると考えます。

 

もし瘀血が考えられる際は、

●食事内容を再考する

●定期的に運動を行うようにする

など検討していくことをおススメします。

 

おススメの書籍です。よかったらご覧ください!

 

以上、今回はこの辺で終わります。

本日も最後までありがとうございました!!!

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